皆様はご自宅でどのようなペットを飼育されていますか?
今ちょうど20代の方が幼いころには「とっとこハム太郎」というアニメが話題になりハムスターの需要が増加したことは、皆様の記憶にまだ新しいのではないでしょうか?
さらに現在では「モルカー」と呼ばれる、となりのトトロに登場するねこバスをモルモットにしたような、モルモットと車を組み合わせたストップモーションアニメが子供向けに放送されており、とても話題になっております。
こうしたアニメなどの影響からお子様がそうしたアニメに出てくるペットを飼育したいと希望し、ハムスターやモルモットなどの需要が増加するなどといった現象が起きることがございます。
特に、ハムスターやモルモットなどの小さなげっ歯類の場合には飼育をするスペースの小ささや、餌の調達のしやすさ、それからお散歩の手間が無いことや鳴き声なども小さいなどと言った理由から、アパートやマンションなどでも飼育がしやすいからなどと言った理由もハムスターやモルモットなどがブームになる理由になっているように感じます。
さらに、ハムスターやモルモットなどでしたらお子様でも飼育することが出来るため、ペットが欲しいけれども犬や猫等では大変であったり、アパートやマンションがペット禁止などという理由から、ハムスターやモルモットならばと飼育を許可する親御さんもいらしゃるかと思います。
そのようにして、長年愛され続けているげっ歯類ですがその飼育のしやすさなどからつい飼い始めに見落としがちな、かかりやすい病気や飼育をする上での注意点などを確認しておくことでより元気に長生きをしてもらえるようになるかと思います。
そこで今回は
げっ歯類がかかりやすい病気や飼育の注意点
もしもハムスターやモルモットなどのげっ歯類が亡くなってしまったら?
についてご紹介していこうと思います。
まず初めに、げっ歯類と言っても昨今ではハムスターやモルモットなどの他にも様々な種類のげっ歯類がペットとして飼育されている傾向にございます。
例えば、エキゾチックアニマルと呼ばれる種類の犬や猫等以外のペットで昨今話題になっている、デグーやチンチラなどがその代表的なペットになるかと思います。
その他、人の飼育下で長い間品種改良をされ人のペットとして飼育がしやすくなったドブネズミである、ファンシーラットなども昨今では人気のあるげっ歯類の一つになるかと思います。
また、ハムスターについてもメジャーなハムスターであるゴールデンハムスターの他に、ロボロフスキーハムスターなど様々な種類のハムスターもいます。
このように、現在ではハムスターやモルモットを含め、それ以外のげっ歯類も多くペットとして飼育がされております。
そこでまず初めに現在ペットとして飼育されているメジャーなげっ歯類についてご紹介していこうと思います。
ペットとして飼育されているメジャーなげっ歯類
・ハムスター
ゴールデンハムスター
ジャンガリアンハムスター
ロボロフスキーハムスター
キャンベルハムスター
チャイニーズハムスター
・デグー
・チンチラ
・モルモット
・ハツカネズミ
・ファンシーラット
・スナネズミ
・パンダマウス
以上がペットとして飼育されているメジャーなげっ歯類となります。
この他にも希少価値の高い個体などもありますが、一般的にペットショップ等で購入可能でなおかつ多くの方が飼育しているげっ歯類を例に上げさせて頂きました。
こちらでご紹介させていただいているげっ歯類の中でもチンチラは希少価値の高い個体のため、おおよそ6万~9万ほどと購入費用は他のげっ歯類に比べとても高くなっております。
また、デグーについては1万円前後であることが多くなっております。
その他のハムスターやネズミ系のげっ歯類についてはおおよそ3000円~5000円程度で購入することが出来るため、犬や猫等の他のペットと比べて購入費用が安いためペットとして飼い始めやすいという特徴がございます。
特に、ハムスターの場合には1000円ほどで購入可能な個体もいるため、子供のお小遣いなどでも購入をすることが出来るというのが小さなお子様が飼いやすい一つの要因になっているように感じます。
そんな犬や猫等と比べてペットショップ等での購入が費用面でしやすいという特徴があるげっ歯類ですが、そんなげっ歯類の平均寿命やかかりやすい病気などは下記のようになっております。
平均寿命;2年~3年
かかりやすい病気
・皮膚病
・結膜炎
・麦粒腫
・不正咬合
・腫瘍
・子宮蓄膿症
・低体温症
・骨折
・ストレスによる自傷行為など
・外耳炎・中耳炎
・白内障
・膀胱炎
・ウェットテイル
平均寿命;5年~8年
かかりやすい病気
・熱中症・低体温症
・不正咬合
・糖尿病
・ビタミンC欠乏症
・ストレスによる自傷行為など
・骨折
・真菌症
・下痢
・肥満
・白内障
平均寿命;10年
かかりやすい病気
・皮膚糸状菌症
・熱中症
・下痢・便秘
・腫瘍
・不正咬合
・ストレスによる自傷行為など
・結膜炎
平均寿命;4年~8年
かかりやすい病気
・胃腸うっ滞・腸閉塞
・腸炎
・ビタミンC欠乏症
・不正咬合
・皮膚炎
・気管支炎
・肺炎
・膀胱炎
・熱中症
・骨折
・尿結石
・毛球症
平均寿命;2年~4年
かかりやすい病気
・不正咬合
・尿路結石症
・下痢・便秘
・角膜炎
・腎不全
・皮膚病
・腫瘍
・癌
以上がげっ歯類の平均寿命とかかりやすい病気となります。
げっ歯類はその体の小ささから平均寿命が他のペットと比べて短いという特徴があります。
特にハムスターなどの極小動物に分類されるげっ歯類の場合にはさらに寿命が短くなり、中には1年半~2年ほどが平均寿命となっている個体もいます。
そのため、げっ歯類の場合にはその寿命の短さから飼い始めて1年ほどで老化による体の衰え等が現れることがあります。
また、1年半ほどになってきますと老化から病気等を引き起こしやすくなったりなどもします。
さらに、体の小ささから警戒心が強い個体が多くそのため人に触れられることや、環境の変化などに弱くストレスを感じやすい場合も多くあるため注意が必要です。
また、そうした理由から縄張り意識を強く持つ個体もいるため飼育の際には、ペットショップ等で沢山のハムスターが一緒の小屋にいるから大丈夫だとは思わずに、一つのケージの中に適切な数のハムスターを飼育するようにした方が良いでしょう。
続きまして、こうした飼育を行う上でストレスや病気・怪我などをしにくくする工夫などについてご紹介していこうと思います。
げっ歯類を飼育する際には様々な注意が必要となりますが、1番注意すべき点はハムスターやラットの場合には多頭飼いをする際にはしっかりと去勢手術を行うことです。
ハムスターやラットなどは雄と雌を一緒のケージなどで飼育していると、こどもを沢山生んでしまう事があります。
そして、気が付いたら飼育しきれないほどのハムスターやラットなどが自宅に生まれてしまったなどというケースもございます。
そうした事を避けるためにも、多頭飼いをする場合には雄と雌のケージを分けるか、同じにする場合には去勢手術を行うことをおススメいたします。
さらに、多頭飼いをする場合には多頭飼いをしても喧嘩をしたりしない種類かどうかの確認をしましょう。
小動物は縄張り意識の強い個体が多く、自分の縄張りに他のハムスターやラットなどが侵入してきた場合には攻撃をしてしまうケースもございます。
そうした喧嘩の際に出来た怪我がハムスターやラットなどの小動物の場合は命取りになる危険性がございます。
特に、その傷口に細菌が入り込み皮膚病を引き起こしてしまうこともございます。
さらには、ハムスターやラットなどの寿命の短い小動物の場合には、手術を行うことが難しい場合があり動物病院に行っても手術を行うことが出来ない場合もあるため、怪我には特に注意しましょう。
そして、げっ歯類の多くに気を付けるべきこととして骨折をさせないようにするというものがございます。
どういうことかと申しますと、金網のケージなどの登ることが出来るケージでげっ歯類を飼育している場合、金網に登っている途中に落下してしまうなどの危険性がありそうした拍子に骨折してしまうことが多々あります。
さらには回し車に挟まってしまい骨折をすることもあるため、回し車の設置は必須ですが挟まってしまわないような工夫や定期的に様子を見てあげるなどをしましょう。
さらに、手から落としてしまったりするとその拍子に骨折することもございます。
げっ歯類を触るときには手から落とさないように細心の注意を払いましょう。
また、体を清潔に保つために砂浴びをさせることも大切なこととなります。
げっ歯類は温度変化に弱いため、汚れてしまったからと言ってむやみやたらに水やお湯などで洗い流したりしないようにしてください。
汚れの度合いに合わせた対処を必ず行うことと、日々出来る事として遊び場としても使うことが出来る砂場を用意してあげましょう。
この砂がシャワーなどの代わりとなります。
また、げっ歯類の場合には砂状の場所に排泄を行うことがあるため、排泄用の砂も用意してあげましょう。
さらに、げっ歯類の多くは上記の通り温度の変化に弱いため飼育は室内で必ず行い、また室内の温度も一定に保つよう心がけましょう。
例えば、チンチラなどの場合は熱中症になっていても症状などが表に出にくいため、急に倒れてしまい命の危険がある状態になってしまうなどということもございます。
ですので、そうした事態にならないように必ず部屋に温度計を用意し、冬は暖房を夏場はクーラーを付けて部屋の中の温度をそのげっ歯類の適正温度にしてあげましょう。
以上がげっ歯類を飼育する際の注意事項となります。
最後にペットとして飼っているハムスターやモルモットなどのげっ歯類が亡くなってしまった時の対処方法についてご説明させて頂こうと思います。
ハムスターやモルモットなどのげっ歯類が亡くなってしまったら、まず初めにお体に外傷がないか確認を行ってください。
例えば喧嘩などで亡くなってしまった場合にはその外傷から腐敗が始まってしまうので、怪我のある個所を濡れたタオル等で綺麗に拭いてあげてください。
次に、生まれてすぐ亡くなってしまった場合にはお体が小さすぎたり、お骨の形成がまだしっかりと行われていない可能性があるため、ペット火葬・葬儀を行った際にお骨が少ししか残らない可能性がございます。
そのため、そうした際にペットの火葬・葬儀を望まれる場合には遺骨があまり沢山は残らないかもしれないという前提でペットの火葬・葬儀を依頼することとなるかもしれません。
また、場合によってはそうした懸念からペットの火葬・葬儀をお断りされてしまうケースもあるため、幼少期に亡くなったげっ歯類については状態等をペットの火葬・葬儀社へ伝え、ペット火葬・葬儀が可能かどうか確認を取ると良いでしょう。
そして、ハムスターやモルモットなどのげっ歯類が亡くなった際には下記の通りに安置をおこなってください。
※火葬までの目安は夏場は1日、 冬場は2日になります。
冷蔵庫や冷凍庫の場合は5日~2週間以上になります。
以上がハムスターやモルモットなどのげっ歯類が亡くなった際にまず初めに行うこととなります。
その後、飼い主様のご希望に合わせたペット火葬・葬儀社とプランをお選びいただき、ペット火葬・葬儀を行いましょう。
また、チンチラやデグーなどの場合ペットショップ等で購入された場合には生命保証がついている場合がございます。
そうした場合には、購入からまだ数週間~3ヶ月ほどしで亡くなってしまった場合には症状によってはこの生命保証を受けることが出来る事もございます。
その場合には、生命保証を受けるための獣医師による死亡診断書が必要となることがございます。
ですので、そうした時にはすぐにペット火葬・葬儀社連絡するのではなく、まず必要な書類を動物病院に行き獣医師に書いてもらいましょう。
その後、ペット火葬・葬儀を行わなければペットの生命保証を受けることが出来ない場合もあるため、注意が必要となります。
以上がハムスターやモルモット、チンチラやデグーなどのげっ歯類が亡くなった際の注意事項となります。
いかがでしょうか?
ハムスターやモルモット、チンチラやデグーなどのげっ歯類の需要は増加傾向にございます。
こうしたげっ歯類の多くは小動物と呼ばれるとても小さな動物です。
そのため、犬や猫等とは違い体の大きさや習性などと関係した飼育の注意点がございます。
こうした犬や猫等との飼育の違いを飼育のしやすさと勘違いせず、犬や猫等よりも飼育はしやすいかもしれませんが犬や猫等と同じように病気や怪我などをするということを念頭に入れて飼育することがより大切なこととなります。
なぜなら小動物はその体の小ささからちょっとした病気が怪我が命取りになることもあるからです。
ですので、小動物を飼育する際には今回ご紹介したことの他に、それぞれの種類に適した飼育環境や飼育方法を取りよりその小動物が長く健康に過ごせるよう心がけましょう。
記事担当 阿部
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