昨今話題となっているエキゾチックアニマルという生き物達を皆様はご存知でしょうか?
エキゾチックアニマルとは昨今新たに海外からやってきたペットたちの相称となっており、例えばフクロモモンガやハリネズミなどのげっ歯類からレオパードゲッコーやフトアゴヒゲトカゲなどの爬虫類そしてクランウェルツノガエルなどの両生類などの様々な種類のペットの総称となるため、エキゾチックアニマル=この種類のペットという訳ではありません。
そんなエキゾチックアニマルの中でも現在、その多少性や愛くるしさ、何よりも飼育環境がどのようなご自宅でも比較的飼いやすいと言った理由から今話題となっている種類それが
爬虫類
となります。
爬虫類の中でも
レオパードゲッコーやフトアゴヒゲトカゲ
は爬虫類初心者の方でも比較的飼育がしやすいことや、飼育スペースがさほど必要がないことから都内で一人暮らしをしている方であってもスペースを気にせず飼育をしやすいこと、なによりも鳴き声などの心配がないことや物音などもほとんどしないと言った理由から、飼育をしていても近隣の方にご迷惑をかける心配などもないと言った特徴から昨今マンション住まいの方々などにも広く愛されているペットとなります。
そんなレオパードゲッコーやフトアゴヒゲトカゲの寿命はおおよそ5~10年ほどとされておりますが、飼育環境や個体の状態によってもかなり寿命が異なることがございます。
特に、生まれた場所やその個体の色味などによっては元々の体の状態が少し弱い個体も中にはおります。
また、爬虫類の場合には野生環境下の方が比較的平均寿命が長く記載されているケースが多く、そうした野生環境下での平均寿命と飼育下での平均寿命が異なることを念頭に入れておくと良いでしょう。
さらに、爬虫類の場合にはまだ専門で診察をしてくださる動物病院が少ないことや、そもそもお体自体がかなり小さいため手術等がしにくく、他のペットよりもそうした病気などに関する対応がまだ未知の部分も多くございます。
特に一般的に広く愛されているレオパードゲッコーやフトアゴヒゲトカゲ意外の希少種となる爬虫類については飼育方法もまだ詳しく解明されていないケースもございます。
そうしたまだ未知の部分が多くありながらも、その見た目や仕草の愛くるしさで今非常に人気のある爬虫類。
そんな爬虫類がもしも亡くなってしまった時
爬虫類はペット火葬を行うことが出来るのか?
と不安に思う方も多くいらっしゃるかと思います。
特にお体の小ささや軽さなどは他の小動物と比べてもかなり小さい爬虫類なども多くいらっしゃいます。
今回はそんな爬虫類の火葬について詳しくご紹介させていただきます。
まず初めに皆様は爬虫類と聞いて思い浮かぶのは
トカゲ
などのメジャーな爬虫類になるかと思います。
その他にも爬虫類には下記の分類に分けられます。
またここからさらに細かな分類分けがある種別の数ですと
10,793種(2018年時点)
もの種類がいるとされており、さらに年々新種の爬虫類も発見されております。
そんな爬虫類達ですがその中でもメジャーな爬虫類とされているのが
ヒョウモントカゲモドキとフトアゴヒゲトカゲ
と呼ばれる爬虫類達です。
このヒョウモントカゲモドキとフトアゴヒゲトカゲはそれぞれ名前にトカゲと付きますが実際トカゲの仲間となるのは
フトアゴヒゲトカゲ
の方となり、ヒョウモントカゲモドキは実はトカゲではなく
ヤモリ
の分類となります。
このように名前にトカゲがついてしまうため、どちらもトカゲという認識をしていらっしゃる方も多くおりますが、トカゲとヤモリという別種に分類される生き物たちになります。
しかし、ではヒョウモントカゲモドキはトカゲモドキと言った名前なのか?
それは、ヒョウモントカゲモドキには本来ヤモリにはない
瞼
があること。
また、ヤモリの場合には壁などに張り付くことが出来るという特徴がございますが
ヒョウモントカゲモドキは壁などに張り付くことが出来ない
と言ったヤモリだけれども、どちらかと言えばトカゲに近い特徴を持っているためトカゲモドキとされております。
また、このヒョウモントカゲモドキとよく似た見た目の
西アフリカトカゲモドキ
という種類のトカゲモドキもいます。
こちらは見た目はヒョウモントカゲモドキとよく似ていますが分かりやすい特徴として、ヒョウモントカゲモドキと比べて体の大きさが少し大きく、またずんぐりむっくりとしていると言った特徴がございます。
この良く似たヒョウモントカゲモドキと西アフリカトカゲモドキですが、同じトカゲモドキでも元々の原産国や適した環境が異なるため、それぞれに適した飼育環境も異なります。
特に西アフリカトカゲモドキの場合には湿度や温度を細かく管理してあげる必要がございますが、ヒョウモントカゲモドキの場合には乾燥地帯に元々暮らしていたためこうした温度や湿度が急に変わってしまっても耐えうる可能性があるため、爬虫類初心者でも比較的飼いやすい種類とされております。
このように、爬虫類の場合には見た目や名前などが非常に似ている種であっても元々暮らしていた環境等によって実は飼育環境が異なったりなどするという奥深さがございます。
また、そうした理由から種類としてはトカゲだからヤモリだからと言って同じ環境で細かな分類が異なる種の爬虫類を飼育してしまうとうまくいかないと言ったケースもございます。
さらに、このようなことが要因となり
希少種の爬虫類は飼育方法がまだ確立されていないケースも多い
と言った特徴があります。
このように、爬虫類には1種ずつ様々な特徴がありそうした特性の違いはありながらも、それと上手く向き合いながら飼育していくことは非常に好奇心をくすぐられるという方も多く、1匹を飼育し始めたら2匹、3匹と同種や別種の爬虫類を多頭飼いされる方が多いというのも爬虫類の特徴となります。
このように、非常にマニアックな一面を持つ爬虫類達ですが万が一亡くなってしまった場合には一体どのようしたら良いのか?
続きまして、爬虫類が亡くなってしまった際の対処方法についてご紹介をさせていただきます。
爬虫類が亡くなってしまったらまずは
ケージから必ず出す
ということをしてあげてください。
爬虫類を普段飼育している環境はおおよそ25度~30度とかなり温かな環境となります。
そのため、亡くなった後もその場に寝かせたままにしてしまった場合の腐敗のスピードが他の生き物に比べてかなり早いと言った特徴があります。
こうした理由から爬虫類が亡くなった後に他の生き物よりも非常に腐敗臭がしやすいと言った難点がございます。
そのため、爬虫類が亡くなってしまっているところを発見した際には直ぐにケージからお体を出してあげてその後は
体の汚れを良く洗い流す
ことをしてあげてください。
爬虫類の場合には排せつ物の上をあるいてしまったりなどもする関係から、お体に排せつ物がついてしまう事が多くございます。
こうした排せつ物が臭いの原因や雑菌の発生につながってしまう恐れがあるため、まずは綺麗に洗い流しその後
水分が残らないようにタオル等で良く体を拭く
ということをしてあげてください。
そしてその後、適切な大きさの箱を用意
多めの氷や保冷剤と一緒に用意した箱に体を安置する
を必ず行って頂くことと、氷や保冷剤については体の上や下を含めて全身をなるべく覆うくらいかなりしっかりと当ててあげてください。
こうしていただくことで腐敗や臭いをかなり抑ることが出来、良い状態で2日~3日ほどでしたらご自宅での安置が可能となります。
ただし、爬虫類の場合には亡くなってしまった原因や発見までの時間によっては腐敗が進んでしまっている場合もございますので、そうした臭いがきつい状況の場合には1日~2日でのご葬儀をお勧めいたします。
また、爬虫類の場合には食べている物や原産地などの関係から病原菌などが原因で亡くなってしまうケースもあるため、亡くなってからしばらくが経ちきつい腐敗がしてしまっているような状況の場合にはなるべく手袋などをした状態でお体の安置をした方が良いでしょう。
このように、他のペットとは違い飼育をしている環境の関係から惜しくはあれども早めにお体を綺麗にしてあげたり、冷やしてあげたりする必要がある生き物となるため非常に注意が必要でございます。
さらに、爬虫類の場合には疑似冬眠・冬眠を行う種もあるためそうした冬眠かどうかの確認を行う必要がございます。
その際には25度~30度の環境に戻してあげたり、もしくはぬるま湯などに付けてあげることで体が温まり冬眠から目覚める事がございます。
ですので、万が一冬眠が考えられる場合には上記のように体を温めてみてあげて1時間~2時間ほど様子を見てあげるのも良いでしょう。
以上が爬虫類が万が一亡くなってしまった場合などについての対処方法となります。
続きまして、爬虫類が亡くなってしまった後の葬儀ついて詳しくご説明させていただきます。
爬虫類もペット火葬を行うことが出来るのか?
と言った疑問は、そもそも以前は爬虫類のペット火葬を行う方が他のペットのペット火葬を行う方に比べてマイナーであったことが原因としてあげられます。
爬虫類という種別の生き物自体がまだ日本国内で飼育が普及してさほど年月が経っていないことや、また、元は国内に居た生き物ではなく海外から輸入をしていた生き物と言った理由から亡くなった際の病気などの心配から火葬は行わないと言った方も多くいらっしゃったようです。
さらには、爬虫類の多くがその体が小さいため火葬をしても骨が残らないだろうと思い、火葬を行わない方も多かったようです。
しかし、昨今ペットとしてメジャーな生き物になりつつある爬虫類の火葬をしてあげたいと言う方は年々増加傾向にございます。
特にペット火葬を行わない場合には
市区町村の保健所へ爬虫類のご遺体の処理を頼む
もしくは
一般廃棄物として爬虫類のご遺体を処理する
という形で爬虫類のご遺体の処理を飼い主様は行わなければいけません。
また、ご自宅の私有地へ土葬を行うことは問題はございませんが、マンションの共有地である花壇や公園などと言った私有地意外の場所への土葬は禁止されております。
そのため昔とは違い亡くなったペットの行方にお困りの方は増えてきております。
特に、思い入れのあるペットを保健所へ連れて行ったり、一般廃棄物として処理をしてもらうということは非常に抵抗のあることでございます。
そのため、昨今ではどんなに小さな生き物であってもペットとして大切にしていたからと言ったご事情からペット火葬を行う方が増えてきております。
例えば遺骨のお返しの無い合同葬の場合であっても、一般廃棄物として処理をされてしまうより他のペットと一緒に散骨や埋葬をしてきちんとした供養を行いたいという方はかなり増えております。
もちろん、遺骨のお返しが出来るようなプランについてもご希望される方が多くいらっしゃいます。
しかし、小型の爬虫類などはお骨が残るのか?
爬虫類のご葬儀とご返骨をご希望される多くの飼い主様からご質問いただくこちらの問題ですが、結論から申し上げますと
小型の爬虫類であってもお骨は残ります
ただし、親指サイズの数グラムしかない爬虫類や生まれて間もない幼少の爬虫類については、骨の大きさや骨密度などの関係から全身のお骨が残りにくく、一部のお骨のみ残るということもございます。
ですが、大人のレオパードゲッコーくらいの大きさの爬虫類であれば問題なくお骨は残ります。
ただし、その際に注意すべきことが
爬虫類の頭蓋骨の作りとその影響
です。
爬虫類の頭蓋骨は人や犬・猫とは異なる特殊な形をしております。
想像がしやすいのは爬虫類の遠い祖先である
恐竜の頭蓋骨
になります。
爬虫類は恐竜の遠い親戚であることから、未だにその名残が頭蓋骨に残っております。
それが
側頭窓と鱗状骨
と呼ばれる2つの目以外の頭蓋骨に開いている穴になります。
この穴を分かりやすく簡単に説明いたしますと
顎の筋肉や顎を固定する骨のために開いている穴
となります。
そのため、人の骨とは異なり目の後ろに大きな穴が開いているという事になります。
しかし、穴が開いているだけでは頭蓋骨が他の生き物と残り方に違いが出にくいと思う方も多いかと思います。
ですが
爬虫類の頭蓋骨は細かなブロックごとに分かれている
という特徴もございます。
そのため、複数の穴とブロック毎に分かれていると言った特性から
他の生き物のような丸い頭蓋骨として残るのではなく、ブロック毎に頭蓋骨が残る
と言った形になります。
そのため
爬虫類の場合には骨の作りの関係から頭蓋骨が丸く残らない
と思っていた方が安心をして火葬に望めるかと思います。
また、火葬後の遺骨をご覧になった際にもどうして頭が残っていないのかとショックを受けることも軽減されるかと思います。
このように体の特性上の関係からどうしても火葬では残すことが難しい骨も中にはございます。
特に火葬を行うとブロック毎の骨をつないでいる他の体の要素が焼けてしまうため、どうしてもブロック毎になってしまうという形になります。
そのため、爬虫類の火葬を行う場合にはこの頭蓋骨はブロック毎に分かれてしまうということを念頭に入れてご葬儀に望むと良いでしょう。
ただし
頭蓋骨以外の手足の骨や背骨や尻尾の骨は比較的綺麗に残る
という特徴もございます。
頭蓋骨以外の骨については他の生き物と同様の形をしているため、それ以上ブロック毎に分かれてしまうこともなく、一般的な手足そして背骨や尻尾のお骨としてしっかりと残ります。
また、頭蓋骨についてはかなり薄い作りとなっているため注意が必要となりますが、その他のお骨については比較的しっかりとした密度がある骨となっているためきちんと残ります。
このように生き物によって骨の残り方というものはかなり異なります。
それぞれの生き物の骨を知ることで納得のいくご葬儀を行うことが出来るかと思います。
いかがでしたでしょうか?
普段中々知ることの出来ない爬虫類の頭蓋骨について今回は細かくご説明をさせていただきました。
特に、爬虫類の頭蓋骨について詳しい説明等を行っているペット火葬社は少なく、また、そもそも爬虫類の骨は残らないと言った噂も多くされております。
しかし、その通説は必ずしも全てのペットに当てはまることではありません。
ですので、爬虫類の火葬をそうした噂で諦めてしまうのではなく爬虫類の骨の特性を良く知ることで、納得のいく形でのご葬儀を行えるようにすることが大切なこととなります。
特に当店では爬虫類を含め小動物の火葬の専門スタッフもおりますので、小動物の火葬を行いたいけれどもうちの小動物の遺骨は残るのか?という不安がございましたら当店までご連絡ください。
小動物に詳しい専門スタッフがしっかりと飼い主様の疑問にお答えし、飼い主様にとってより良いご葬儀をサポートいたします。
また、お電話は24時間いつでも無料でご相談いただけるようになっておりますので、生前からのご相談含めいつでもお電話くださいませ。
記事担当 阿部
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