■目次
1.猫が亡くなった直後にまずすること
2.猫の遺体を安置する方法
3.火葬までにかかる時間の目安
4.猫の火葬・葬儀の種類と選び方
5.火葬前に準備しておくと良いもの
はじめに
長年共に過ごしてきた愛猫が突然息を引き取ったとき、多くの飼い主様が「何をしたら良いかわからない」と頭が真っ白になってしまいます。
しかし、悲しみの中でも猫の体は時間が経つほど傷みやすくなるため、まず最初に何をすべきかを知っておくことはとても大切です。
本コラムでは、猫が亡くなった直後から火葬・葬儀を終えるまでに必要なことを、順を追ってわかりやすくご説明いたします。
突然のことで何もわからないという飼い主様の一助となれば幸いです。
1.猫が亡くなった直後にまずすること
猫が亡くなった直後に最初にしていただきたいことが、体の姿勢を整えてあげることです。
猫の体は亡くなってから2〜3時間ほどで硬直が始まるとされております。
ただし、これは個体差がかなりあり時間が経っても体があまり固くならない子も中にはいらっしゃいます。
さらに、時期によって死後硬直が始めるタイミングが異なるため、中々硬直しない場合や硬直が早いからと言ってご心配になる必要はございませんのでご安心ください。
また、この硬直が始まる前に手足を優しくたたんで、眠っているような自然な姿に整えてあげましょう。
手足を整える際は、無理に曲げようとせず、できる範囲で構いません。
もし硬直が始まってからでは体を動かすことが難しくなるため、なるべく早めに行っていただくことをおすすめします。
また、もしも硬直が始まっても慌てず、無理せずに一度そのままの状態でお寝かせしていただき、猫の火葬を行う予定のペット火葬社へ猫の体が硬直してしまい体を整えることが出来ない旨を伝えましょう。
そうすることで、通常の猫の火葬に使用する火葬炉よりも大きな火葬炉を用意していただける場合があり、猫の手足が伸びていてもゆったりとお寝かせ出来る可能性が上がります。
次に、体を清めてあげることも大切です。タオルやぬるま湯で体を優しく拭いてあげてください。
目が閉じていない場合は、まぶたをそっと閉じてあげましょう。
ただし、猫は人と異なり瞼が薄い生き物となるため硬直が始まってしまうと目が空いてそのままとなってしまいます。
これは通常どの猫でも起こることとなり、その後は長時間瞼を手でそっと抑えてあげる以外に目を閉じる方法がないため、無理に瞼を閉じなくても問題はありません。
逆に口や肛門から体液が出ている場合は、ティッシュやガーゼで丁寧に拭き取ってあげてください。
2.猫の遺体を安置する方法
姿勢を整えた後は、棺の準備をします。
専用のペット用棺を用意できれば理想的ですが、ダンボール箱でも十分です。
箱の中にペットシーツやビニールシートを敷き、その上にタオルや清潔な布を敷いて、猫を横たえてあげてください。
最も大切なのが冷却処置です。
猫の体は室温によって傷みの速度が大きく変わります。
保冷剤やドライアイスをタオルに包み、猫のお腹周り・背中・首元など、体の大きな部分に当ててあげてください。
保冷剤は直接体に触れないよう必ずタオルで包むことがポイントです。
安置できる時間の目安は、夏場は1日前後、冬場は2〜3日程度です。
ただし部屋の温度によって大きく異なるため、なるべく涼しい部屋に安置し、こまめに保冷剤を交換するようにしてください。
エアコンで室温を20度以下に保てれば、より長く安置することができます。
副葬品として、生前好きだったおやつやおもちゃ、お花などを一緒に棺に入れてあげることもできます。
ただし、燃えにくい素材(金属・プラスチックなど)やビニール製のものは火葬の際に一緒に入れることができませんので、素材を確認してから入れるようにしましょう。
3.火葬までにかかる時間の目安
猫が亡くなってから火葬をするまでの時間について、「できるだけ早く火葬した方が良いのか」とご不安になる方も多くいらっしゃいます。
もちろん適切な安置を行っていれば、すぐに火葬をしなければならないというわけではありません。
しっかりと冷却処置をしていれば、夏場でも1〜2日、冬場であれば3〜4日程度は安置いただけます。
ただし、火葬の日程が決まっている場合には、なるべくその日に合わせて保冷剤をこまめに交換し、室温管理を徹底してください。
急いで火葬をしなければならない事情がある場合や、安置に不安がある場合は、ペット火葬業者に相談すれば当日対応や翌日対応も可能なケースが多くありますので、お気軽にご連絡ください。
4.猫の火葬・葬儀の種類と選び方
ペット火葬には大きく分けて以下の3種類があります。
それぞれの特徴を知っておくことで、愛猫にふさわしいお別れの形を選びやすくなります。
①立会火葬(訪問立会葬)
ペット火葬業者が自宅まで火葬車で訪問し、飼い主様が火葬に立ち会うことができるプランです。火葬の様子を見守ることができ、収骨(お骨上げ)も一緒に行えます。愛猫との最後のお別れをしっかりと行いたい方に最も人気のプランです。
②個別火葬(個別葬)
業者の施設やご自宅周辺で個別に火葬を行い、遺骨を返骨してもらうプランです。立会いはできませんが、遺骨はしっかり手元に戻ってきます。費用を抑えながらも返骨を希望する方に向いています。
③合同火葬(あずかり葬)
複数のペットを一緒に火葬するプランで、費用が最も抑えられます。遺骨は他のペットと合わせてお墓や海洋散骨で供養されることが一般的です。費用を重視しつつ、きちんと供養してあげたいという方に選ばれています。
どのプランを選ぶかは、「最後のお別れの仕方」「費用」「返骨の希望」によって変わります。迷った場合はペット火葬業者に相談すると、状況に合ったプランを提案してもらえます。
5.火葬前に準備しておくと良いもの
いざ火葬当日を迎える前に、以下のものを準備しておくとスムーズです。
副葬品(好きだったおやつ・お花・おもちゃなど。素材に注意)
骨壺・骨壺袋(業者が用意してくれることが多いですが、事前に確認を)
支払い方法の確認(現金・クレジットカード・電子マネーなど業者によって異なる)
記念写真(火葬前に愛猫との最後の写真を撮っておく方も多くいらっしゃいます)
また、火葬後の遺骨の供養方法についても事前に考えておくと、気持ちに余裕を持ってお別れができます。自宅で手元供養をするのか、霊園や納骨堂に納めるのか、海洋散骨をするのかなど、方法はさまざまです。
おわりに
猫が亡くなった直後は、悲しみで頭が働かなくなることは当然のことです。しかし、大切な愛猫のために少しでもきれいな状態でお見送りできるよう、まずは安置と冷却処置を行い、その後落ち着いてから火葬の手配をしていただければと思います。
ペット火葬真愛メモリアルでは24時間365日ご相談を受け付けております。「何から始めたら良いかわからない」というご状況でも、スタッフが丁寧にご案内いたしますので、どうかお一人で抱え込まずにお気軽にご連絡ください。



