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うさぎ
コラム

うさぎは鳥と同じくらい骨が軽い?意外と知らないうさぎの骨の脆さと折れてしまいやすい理由

 

はじめに

コロナウイルスの蔓延をきっかけにリモートワークが中心の自宅でお仕事をするという日々が2年ほど続いておりましたが、そこから段々とコロナウイルスに対しての対抗策やコロナ自体の感染者数の減少からまた会社へ出社をして勤務を行うと言った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そして、昨今コロナの蔓延とリモートワークの増加から自宅にいる時間が増え、自宅にいる時間をより良い温かな時間にしたいと言った気持ちからペットを新しく飼う方が増加しており、そのペットブームは今も続いております。
ですが、リモートワークが開けてしまい会社へと出社しなければならない方や、そもそも自宅がマンションやアパート等で犬や猫が飼いにくい環境にいらっしゃる方も都心部を中心に増えてきております。
そう言った方でも勿論ペットを飼育するチャンスはあります。

 

小動物

 

と呼ばれる、犬や猫よりも小さく飼育するスペースをあまりとらず、また、外へのお散歩や室内での沢山の運動を必要としない体の小さな生き物たちの総称となります。
昨今、この小動物にもかなりスポットがあたっており、犬猫はもちろんのことですがこうした小動物を飼う方もかなり増えてきております。
その中でも親しみがある小動物は

 

ハムスター、小鳥、うさぎ等

 

昔から日本で飼われていた小動物達になるかと思います。
その中でもうさぎは小動物の中でも比較的体が大きく、丁度小型犬や猫をふた回りくらい小さくした程度のためハムスターや小鳥は小さすぎるけれども、犬や猫は大きすぎるし飼うスペースが無いと言った方等に非常に好まれる、中間サイズでなおかつ飼育スペースを沢山は取らないと言った特徴があるうさぎ
また、うさぎは大きさはもちろんのことその愛くるしい瞳や、フォルム、何よりも物語や映画の主人公として登場したりなど子供から大人まで日々生きていく中で目に留まりやすい生き物でございます。
だからこそ、うさぎを飼いたいと思われるかたも多くいらっしゃり、実際多くのうさぎが各ご家庭で飼育されているかと思います。
しかしながらうさぎには気を付けなければいけない重大な点がございます、それは

 

うさぎの骨折のしやすさ

 

です。
よく、うさぎを飼う方の多くが耳にするうさぎの骨折ですが、ではなぜうさぎは骨折がしやすい生き物になってしまったのか?
また、本当にうさぎは骨折をしやすいのか?
今回はうさぎの骨について詳しくご説明させていただきます。

 

うさぎ

 

うさぎとは

うさぎとは哺乳綱の兎形目、ウサギ科、ウサギ亜科の生き物となりうさぎはうさぎという種族となります。
また、以前は特徴的な前歯などからげっ歯類に位置づけられていたが、歯の特徴から今ではげっ歯類とは別のうさぎという種類に位置付けられるようになりました。
ですが、歯の特徴や肉食獣にない特徴が多くあることなどからげっ歯類とは近縁とされております。

また、うさぎには様々な種類のうさぎがおり日本で飼育されている中で人気の種類が

 

・ネザーランドドワーフ
・ホーランドロップ
・ミニうさぎ
・ミックスうさぎ

 

などになります。
この中でもネザーランドドワーフはピーターラビットに出てくる主人公のうさぎがこのネザーランドドワーフという種類のうさぎであり、そのことから子供から大人まで非常に親しまれており、また、この種のうさぎを飼いたい、飼っていると言う方も多くいらっしゃるうさぎとなります。
また、このネザーランドドワーフは非常に体の小さな種類のうさぎと言った特徴もあるため、マンションやアパートなどでも比較的飼いやすいサイズ感というもの人気の理由になります。
逆に、小学校や中学校などで飼育されている種類のうさぎはこうした小型ではなくミックスうさぎやアナウサギなどの比較的体の大きな種類のうさぎが飼育されていたケースが多いかと思います。
このように、一般家庭だけではなく小学校等でも飼育されているため

 

うさぎは飼いやすい小動物

 

と言った印象がありますが、実際うさぎは非常にデリケートな生き物になります。
まず、野生環境下で草食動物はヒエラルキーの低い非捕食者です。
常に捕食者であるキツネやヘビ、肉食の鳥類など中~小型の肉食獣に狙われてしまう日々です。
そのような中でうさぎは

 

耳を大きくすることによって聴力を高め敵の音をいち早く聞く事が出来る

 

と言った特徴がございます。
この他に

 

後ろまで良く見える視野の広い目
人間の10倍くらいある鋭い嗅覚

 

 

があります。
ですがうさぎは、視野は非常に広く光を多く集めることも瞬きの回数を減らして常に前を見ていることが出来るとても見ることに特化した目を持っているように見えますが

 

視力が極端に悪く飼い主の顔も判別出来ていない

 

という目の利点を全く活かすことの出来ない視力を持ちます。
このように、発達しているように見えて詰めが甘い身体的特徴を持つうさぎですが視力以上に詰めが甘い身体的特徴がございます。
それが

 

うさぎの骨と鳥の骨は同じくらい軽い構造になっている

 

と言った特徴になります。
続きまして、様々な身体的特徴を持つ中でもうさぎの骨が折れやすいと言われる理由となる、うさぎの骨格やその骨格に対する体の作りについて続きましてご紹介させていただきます。

 

うさぎ

 

うさぎの骨は鳥と同じくらい軽い?特殊なうさぎの骨について

人間の全身に対する骨の重量がどのくらいあるのか皆様はご存知ですか?

 

人間の場合には15%~18%程

 

と全身の重量のおおよそ20%ほどが骨の重さとなっております。
また、犬はおおよそ14%程、猫はおおよそ13%程と人よりは全身に対しての骨の重量が軽い形とはなりますがそれでも10%以上あります。
そして、陸上で暮らす多くの生き物は身体的な強さのため骨の重量が水中に暮らす生き物に比べて思い傾向がございます。
しかし、鳥とうさぎは違います。
鳥は骨を軽くすることで空を飛び、他の生き物に捕食されないよう空中での移動を行っておりますが、そんな鳥の体の重量に対する骨の重さが

 

5%~6%程

 

と言われております。
鳥に関しては空を飛ぶための体の運動のためや、風に乗る必要があるためそうした側面から骨の重量がとても軽いと言うのは納得がいくこととなります。

ではうさぎはどうでしょうか?

なんとうさぎの全身に対する骨の重量は

 

7%~8%程

 

しかないとされております。
これは鳥の全身に対する骨の重量に匹敵します。
では、空を飛ばない、体も鳥に比べたらずっと大きなうさぎがなぜこのような進化を遂げたのでしょうか?
それは

 

敵から逃げる際に少しでも体を軽くすることで敵に捕食される確率を下げるため

 

だと言われております。
また、こうした敵から逃げるために発達した部分がうさぎには他にもございます。
それが

 

骨格筋が体重の50%以上もある

 

ということです。
この非常に発達した筋肉によってうさぎはなんと

 

最高時速60~80キロのスピードで走ることが出来る

 

と言った動物界でもかなり優れた脚力を持ちます。
特に、犬の平均時速が下記の通りとなるためうさぎがどれだけ素早く動くことが出来るかお分かりいただけるかと思います。

 

小型犬…20キロ~25キロ程
中型犬…30キロ程
大型犬…35キロ~40キロ程

 

このように非常に発達した筋肉によって素晴らしい脚力を手に入れたうさぎですが、この筋肉がうさぎにとっての非常に残念な欠点となります。
それが

 

自らの脚力に体がついて行かず足や脊椎を骨折をしてしまう

 

と言った残念な欠点があります。
ですので、うさぎは他の生き物の追従を許さないくらい素早く動くことが出来る脚力を持ちながら、それを活かすことの出来ないスカスカの骨を持っているせいで、走ったり飛び跳ねたりするだけで骨が折れてしまうという最大の欠点を持つのです。
そのため

 

自宅で楽しそうに飛び跳ねていたが気が付いたら骨折して動かなくなってしまっていた

子供が抱きかかえた際にうさぎが暴れてそのままうさぎが骨折してしまった

 

というケースは良くあります。
また、うさぎが動かなくなってしまったり足元の様子がおかしいと感じた時には直ぐに病院へ連れて行ってあげましょう。
特にうさぎは足だけではなく全身の骨が脆いため、脊椎なども簡単に折れてしまい下半身不随になってしまうことも多くあるため、うさぎの骨には十分に注意をしましょう。
また、こうした理由から

だったらうさぎの骨を強くするためにカルシウムを多く取らせてあげればよい!

とお考えになる方も中にはいらっしゃいますが、うさぎはカルシウムを取りすぎてしまうと

 

膀胱炎や尿砂や結石などの尿に関する病気を引き起こす可能性が上昇

 

するため、カルシウムの過剰摂取は控えなければなりません。

では、どのようにすれば良いのか?

 

栄養バランスの良い食事と適度な運動等健康的な日々の生活

 

を送る他、うさぎの場合には骨に対して何かをすることは非常に難しいこととなります。
ですので、骨を強くしようと言う風に考えるのではなく

 

骨折をしないような生活が出来るようサポートをする

 

ということを徹底してあげましょう。
以上が意外と知らないうさぎの特殊な体の構造と、進化の過程でうまれてしまった残念過ぎる体の欠点になります。
そんな実はちょっと抜けているところがありながらも、そのモフモフとした見た目の愛くるしい瞳で人気が高いうさぎが万が一亡くなってしまった時に注意すべきことについてご紹介いたします。

 

うさぎ

 

うさぎが亡くなってしまったら?

ご自宅で飼っている大切なうさぎ亡くなってしまったら

 

まず初めにお尻や後ろ足周辺を綺麗に拭いて

 

あげてください。
なぜかと申しますと

 

亡くなってしまった場合筋肉が緩み排せつ物や体液が漏れ出してしまう

 

からです。
特にうさぎの場合にはお尻の方から尿や糞などが出て来てしまい、大変汚れてしまったり臭いの原因に繋がりやすいため、汚れがひどい場合にはシャワーなどを使いしっかりと洗い流してあげた後、ドライヤーなどでしっかりと乾かしてあげてください。
また、

 

氷や保冷剤でお体をしっかり冷やしてあげる

 

ということがとても重要なこととなります。

 

・冬場は気温が低いから
・廊下やベランダなら涼しいから
・部屋の中の温度は低いから
・冷やしてしまうのは可哀想

 

などの理由から保冷があまくなってしまったり、保冷をしない場合には

 

1日でかなり腐敗が進んでしまい臭いが出て来てしまう可能性がある

 

ため、冷やしたくない場合や冷やすことが出来ない場合には亡くなってしまった当日か12時間~24時間以内にご葬儀を行った方が良いでしょう。
逆に出来る限り一緒にいたいとご希望される場合には

 

お体が氷そうな程氷や保冷剤を敷き詰めしっかりとお体を冷やす

 

という形を取ってあげてください。

また、上記に記したようにうさぎの場合には非常に骨が弱い生き物となります。
そのため

 

返骨のある個別一任火葬または立会火葬をご希望される際には遺骨の残り方に気を付ける

 

必要がございます。
なぜかと申しますと

お骨が元々弱い種類の生き物でなおかつご病気などをかかえてしまうと骨粗鬆症になってしまっている可能性がある

からです。
そして、この骨粗鬆症を引き起こしてしまっている場合には

 

骨がスカスカになり脆く折れてしまいやすくなってしまう

 

という特徴がございます。
そのため

元々骨の弱いうさぎがさらに骨が弱くなってしまうため骨の残り方が他の生き物と異なる

と言った点で注意が必要となります。
特にうさぎの場合には

 

内臓系の疾患障害で亡くなってしまうことが多い

 

という特徴がありこうした内臓疾患を引き起こしてしまっている場合には

 

炎症や腫瘍などの関係から疾患のある内臓部分がかなり火葬されにくい

 

という特徴があり、うさぎの場合には火葬後のお腹の辺りに黒く炭状になった疾患があったで在ろう部分が残りやすいという傾向がございます。
そして、この炭状の部分は他の部分よりも非常に火葬されにくい関係から、この炭状の部分まで綺麗に火葬しきろうとする

 

頭蓋骨やその他薄く柔らかい骨に火が当たりすぎてボロボロになってしまう

 

という特徴があることから、うさぎの火葬の場合には他の遺骨を綺麗に保つため炭状の状態で火葬を終了していることがおおくございます。
また、こうした関係からうさぎの場合には小動物の中でもお体が大きな生き物でありながら

 

頭蓋骨、肩甲骨、腰骨など薄い部分や細い部分の骨が綺麗に残るかは個体差が大きい

 

と言った特徴があります。
ですので、同じうさぎであってもお体の状態や骨の状態によって残り方がかなり異なりますので、注意が必要となります。

また、では火葬の時間を短くしたら良いのではないか?と言った疑問があるかと思うのですがうさぎの場合

 

筋肉は脂肪に比べて火葬しにくいため筋肉が体の50%を閉めているため非常に火葬しにくい

 

という特徴がうさぎにはございます。
加えて、先ほどお伝えした通り内臓疾患の問題等があるため、ある一定程度の火葬は必ずしなければならない形となり、その火葬にかかるお時間と骨が形状を保つことが出来るお時間がご病気をお持ちの場合には合致しにくいという特徴があるため、ご病気を持つうさぎの骨は残りにくいという形になります。
ですが、全てが粉状になってしまうという訳ではなく

 

薄い骨がはがれてしまったり、細い骨が折れてしまう程度

 

で骨の形自体はある程度は残ります。
また、薄くない部分や折れにくい部分の骨

 

背骨

 

については比較的そのままの形で残りやすい形となります。
また、うさぎの場合には実は他の生き物と違い

 

全身の骨の本数が個体によって異なる

 

と言った特徴があります。
うさぎの場合

 

頸椎が7~8
胸椎が12~13
腰椎が6~7
仙椎が1~4
尾椎が15~18

 

と個体によってかなり異なるため、以前に行ったうさぎの火葬後の遺骨より骨の数が多い!これは別の生き物の骨が混ざっているんだ!と言った勘違いが稀にございますが、うさぎは種族の特性上骨の数が個体によって異なるため、以前火葬を行った子と骨の数が多かったり、少なかったりすることは当たり前の事だと思っておくとペット火葬トラブルを未然に防ぐことが出来るでしょう。

 

うさぎ

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?
うさぎは飼いやすい生き物としての認識が非常に強い生き物ですが、実はその真逆でしっかりと様子を見てあげないと骨折や内臓トラブルなどを引き起こしやすいとてもデリケートな生き物となります。
そんなうさぎを飼育する上で非常に大切なことが快適な環境と病気や骨に関しての知識となります。
うさぎが突然死してしまう原因も大抵の場合にはその後ろに病気が潜んでおり、それを見極めることは中々難しく、またうさぎは内臓疾患などを引き起こすと24時間以内に病院へ連れて行った方が良いとされているくらい何かあったらすぐに病院へ連れて行くことがベストな生き物となります。
ですので、うさぎを飼育する上でいつでもうさぎを見てくれる動物病院を探すことや、医療費などを抑えるために保険に加入をするなどをしておくと良いでしょう。
また、当店ではこうした小動物の知識をしっかりと持つ小動物専門の火葬スタッフが在籍をしております。
大切なご家族様であるうさぎさんのお骨を最大限綺麗に残されたい方は是非当店までご相談ください。
専門のスタッフがご家族様にあったベストな火葬を行います。

 

 

記事担当 阿部


 

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