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コラム

お庭がペットのお墓に早変わり?新しい形のペットのお墓について

これから年末年始と帰省ラッシュが起こるかと思われていましたが、コロナウイルスの第三派の影響で今年の年末年始はそういった人の移動が自粛すべきだろう。と呼びかけられている今日この頃。

そうなると困るのが帰省と共にお墓参りを行う遠方の方が、お墓参りをすることが出来ないという問題だと思います。

また、帰省をしない方でもソーシャルディスタンスなどの意識からお墓参りを控えるという選択をする方もいらっしゃるかと思います。

しかし、出来る事ならば愛するペットなどのお墓参りはしたいものですよね。

ですが、お墓参りをするには霊園に立てているお墓まで行かなくてはならない。

そう思っていらっしゃる方は多いと思います。

ですが、現代ではなんとお庭に立てることが出来るお墓が存在するのです!

また、ペットのお墓を自宅のお庭に自作する方もいらっしゃいます。

ペットの供養の仕方にルールがなく自由であることは以前の記事からご紹介しておりますが、実はペットのお墓もこのように自由な様式になりつつあるのです。

特に、ペットの場合、すぐにお墓やお寺に納骨をして供養するのではなく手元供養をしばらくの間望まれる方や、ずっと手元供養を望まれる方が多いので、こうした新しいお墓の在り方が現在注目されています。

 

今回はそんな

「お庭に立てられるペットのお墓」

についてご紹介していこうと思います。

 

 

 

ペットのお墓をお庭に立ててもいいの?

 

まず、大前提として皆様が疑問に思う点として

「ペットのお墓をお庭に立てても法律違反にならないのか?」

というところだと思います。

ですので、まず初めにこちらの問題についてご説明していこうと思います。

ペットなど動物のご遺体は法律上、人のご遺体とは違い一般廃棄物として扱われます。

こちらは、廃棄物処理法の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に記載されております。

そのため、人のご遺体のように決められた霊園やお寺に、決められた法律に則り埋葬などをしなくてもペットの場合は「死体遺棄」として扱われません。

そのため、飼い主様に所有権があるご自宅の庭などに埋葬をしても法律違反とはならないのです。

ですから、お庭にペットのお墓を立てることは法律上可能となっております。

ただし、飼い主様が所有権を持たない場所に埋葬をすると不法廃棄にあたる可能性があります。

また、それ以外にも公園などの公共の場にペットを埋葬することは「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物または廃物を棄てた者」として軽犯罪法違反となってしまうため注意が必要となります。

さらに、ご自宅のお庭であっても適切な処置をせずにむやみやたらにペットを土葬などしてしまうと、ペットの腐敗により周辺地域への環境汚染や、腐敗臭の発生による異臭や虫の発生、最悪の場合感染症の発生などの風評被害が発生してしまう可能性があります。

こうした事態が発生した場合には損害賠償請求などが起こってしまう可能性があるため注意が必要です。

特に土葬の場合はペットの大きさによって年数は異なりますが、ハムスターをプランター葬(プランターに土葬すること)をする場合を例に出しますと、お骨まですべて分解されるまでにおおよそ30年以上かかると言われております。

また、お骨が残っている状態までの分解でもおおよそ2年以上かかります。

そのため、お庭に土葬をする際にはどれくらいの期間で土に還るのか、また、それまでの間にお家に他の誰かが住む可能性はないか良く考えてから行うのが良いでしょう。

また、そう言った問題から基本的には「ペットを火葬してお骨だけの状態にしてから」行うことお勧めいたします。

 

 

ご自宅用のお墓について

 

続きまして、ご自宅に設置できるペット用のお墓についてご紹介していこうと思います。

現代では手元供養の需要からご自宅に設置できるお墓が複数存在いたします。

例えば、家形の墓標の中に納骨するスペースが設けられているお墓などがございます。

また、使い方はごくシンプルで専用の墓石の中の納骨が出来るスペースへ骨壺を入れるだけ、という至極簡単な作りとなっております。

さらに、設置方法もお庭やご自宅に置くだけというとても簡単な方法となっております。

しかし、雨風などの事も考慮されて設計されているため設置自体は簡単ですが、風にあおられ倒れてしまったりなどの心配はほとんどありません。

さらに、オーダーメイドで墓標に名前を記載したりなども出来ますので本格的なお墓を手軽に立てることが可能です。

また、お値段も普通にお墓を立てるよりもずっと安く済むため、お墓を立てたいけれども予算を抑えたい方におすすめです。

しかも、お家のお庭に立てることが出来るため、ご自宅付近にペット霊園やペットの納骨が可能なお寺がなく、遠くへ納骨や供養などをしに行く必要もなくなります。

また、現在のコロナの影響でご自宅での自粛をしている場合でも、お庭に行くだけでお参りすることが出来るためとても便利になっております。

さらに、こちらはお庭に置くだけではなく、家の中にモニュメントとして置くことも可能なので、ご自宅にお庭がない場合でも使用することが出来ます。

 

 

その他、墓石だけを購入しご自身の好みに合わせてお墓をお庭に立てる事が出来る商品もございます。

こちらの場合、まず初めに墓石と墓石の下に遺骨を入れるためのスペースをご用意します。

この時の注意事項としては水はけの良さや日当たりの良さなどに気を付けることをお勧めします。

そして、遺骨のために必要な深さは火葬済みの遺骨の場合、約30センチ以上の深さが必要となります。

火葬されていないご遺体の場合は衛生面の問題などからペットの大きさの5倍以上の深さが必要だと言われています。

そのため、火葬されていないご遺体を土葬する場合はペットの5倍以上の深さが地中に掘れるかどうかの問題が発生するため、基本的には火葬された遺骨をご用意することをお勧めいたします。

また、骨壺などをそのまま埋めてしまうと土の中の水分などの影響から、骨壺内にカビが生えてしまったり、虫が湧いてしまう原因になるため、基本的には遺骨をそのまま土に埋めて自然に還るようにした方が良いでしょう。

どうしても遺骨を残したい場合は、お墓用とは別に骨壺等に分骨をしておくことも問題ありません。

全てお墓に埋める必要がないのもペットの供養方法の特徴の一つとなります。

そして、遺骨を埋め終わりましたらその上に墓石を立てたり、お花を植えたりなどをしましょう。

ペットのお墓の立て方にルールはないので、例えば墓石の周りに沢山のお花を植えたりなどして、可愛らしい花壇の真ん中にお墓が立っているような形を取ることも可能です。

また、墓石に関しては基本的にはオーダーメイドとなっており、名前や写真などをレーザープリント出来る場合が多いです。

また、墓石の見た目もシンプルな四角い形や、人の墓石のような形から、犬や猫の肉球の形をしたものまで様々な墓石が存在します。

そしてそれらはインターネットでの購入が可能となっております。

そのため、自分のペットに合った墓石選びが自宅にいても容易に行えることが出来、とても便利になっております。

墓石の例を下記にいくつか上げますのでご参考にしていただければ幸いです。

どちらもAmazonでの購入が可能な商品となっているので気になる方は「ペット お墓 庭」などで調べてみてください。

 

 

 

 

プランター葬について

 

上記の場合、お庭がある家でのお墓の立て方になりますが、ではご自宅にお庭がない場合にはペットの遺骨を埋めたりなどできないのか?

そんなことはないです。

そこで便利なのがプランター葬という埋葬方法となります。

こちらは名称通りプランターに遺骨を埋葬する葬送になります。

小動物などを中心にこちらのプランター葬を希望される方もいらっしゃるので、今回はこちらも合わせてご紹介していこうと思います。

まず、プランター葬をするにあたり注意すべきは、お庭に埋める場合と同じように土に還るまでにかなり長い時間を要します。

そのため、きちんとした方法で行わないと異臭や虫の原因になります。

ですので、基本的には遺骨のみ、さらに可能であれば粉骨というお骨を粉状にした状態でより土に還りやすくした方が良いでしょう。

特に、マンションや住宅地など近隣住民との距離が近い場所などでは注意して行いましょう。

また、猫や小型犬の遺骨のみであれば問題ありませんが、柴犬などの中型犬から大型犬ですととても大きなプランターでなおかつ、粉骨しないと埋めることが出来ない場合があるためご注意くださいませ。

それでは早速プランター葬の仕方についてご紹介いたします。

 

 

1、プランターを用意する。

お庭に埋めるときと同じように遺骨の場合は30センチ以上の高さ、そのまま土葬する場合にはご遺体の5倍以上の深さが確保できるプランターを用意してください。ただし、粉骨の場合は上記よりも分解されやすくまた土に混ぜ込むため、あまり深いものでなくてもかまいません。

目安としては粉骨のお骨がきちんと混ざるくらいの土が入れられるプランターであれば問題ありません。

そのため、ハムスターなどの小動物の場合小さな植木鉢などでも可能な場合があります。

また、分解されるまでに何十年もかかるため、耐久性の低いプラスチックのプランターではなく、陶器などの硬く耐久性の高いプランターをご用意ください。

 

2、プランターの中に埋める準備をする。

まず初めに、プランターの底に穴が開いている場合、そこから虫が入ってしまう可能性があるためこちらの穴を細かい網の目のネットなどで塞いでください。その後、水はけが良くなるように鉢底石をプランターに敷き詰めてください。

目安としては真上から見た時に底が見えない程度でかまいません。

次に、園芸用の土と腐葉土を半分ずつ混ぜた土を用意します。

こちらをプランターのおおよそ3分の1~半分ほどまで敷き詰めます。

この時、その後埋めるペットの大きさに合わせて敷き詰める土の量の調節をしてください。

また、その上に堆肥を、さらにその上に腐葉土を軽く敷いてください。

あまり敷きすぎないようにそれぞれ下の土が見えない程度に敷いてください。

 

3、ペットを土の上に寝かせる。

プランターの真ん中辺りにそっとペットの遺骨などを寝かせてあげてください。この時、粉骨の場合は腐葉土に混ぜ込み敷いてあげると分解されやすくなります。

ペットの遺骨などを寝かせることが出来たらその上に腐葉土を被せてください。

目安としては遺骨などが完全に見えなくなるくらい被せてください。

そして、その上に堆肥を敷いてください。

このように、交互に被せることによって分解されやすくなります。

ご遺体が分解されるまでに長い時間を要しますので、このようにした方が腐敗臭の発生や虫の発生しやすい状態である時間が短くなり良いでしょう。

また、ペットを埋める際には埋めるのはあくまでも遺骨やご遺体のみにして、タオルなどで包んだり思い出の品と一緒に埋めることは避けましょう。

分解が遅くなったり、腐敗臭の発生や虫の発生しやすくなったりなどします。

 

4、ネットを敷く

上からネットを敷いてください。サイズとしては遺骨やご遺体よりも一回り大きいくらいのサイズ、もしくはプランター全体にネットを敷きましょう。

これにより、上にお花などを植えた際に根っこが遺骨やご遺体を傷つけることを避けることが出来ます。

また、万が一掘り起こすとなった際にどこに埋めたのかが分かる印となります。

 

5、土を敷く

底に敷いたように、園芸用の土と腐葉土を半分ずつ混ぜた土をネットの上に敷いてください。出来るだけ厚く土で覆うことにより、ご遺体が腐食した際に発生する異臭などが周りに広がりにくくなります。

目安としてはプランターのふちからおおよそ5センチほど下まで土を敷きましょう。

お花の種などを埋めることを希望する際には、この時に土に埋めましょう。

埋め方は通常通りの埋め方で良いです。

また、遺骨やご遺体などが埋められている関係上、あまり根が深く張らない花を選ぶと良いでしょう。

多くの方が選ばれるお花は一年草のパンジーやコスモス等になります。

また、お世話のしやすさから多肉植物を選ぶ方もいらっしゃいます。

さらに、お花などを埋めない場合には小さなモニュメントを置いたりなどして飾り付けをする事が多いです。

墓標代わりになる小物や飾り石などを置いて愛するペットのためのお墓を立ててあげましょう。

 

 

※プランター葬をした後の注意事項

1、ご遺体をそのまま土葬した場合、腐食により体液などがプランターの底から染み出る可能性があります。

そのため、必ずプランターの底には受け皿やパットなどを用意しましょう。

また、そちらも腐敗臭などが発生するため適度に掃除を必ずしましょう。

こうした事があるため、なるべく火葬後のご遺骨または粉骨を埋葬することをお勧めいたします。

 

2、プランターを置く場所は水はけが良く、太陽が当たる外が適しています。

お水は通常のお花を育てるように、土が乾かない程度に湿らせてあげるのが良いでしょう。

こちらはお花を埋めなかった場合でもしてください。

土は常に軽く湿っている状態を保つよう心掛けてください。

ただし、多湿にはしないよう気を付けましょう。

多湿はカビや腐敗の原因となりますのでご注意ください。

 

3、プランターを倒さない。

プランターを倒してしまうと大変なことになってしまいます。

遺骨やご遺体が分解されるまでには何十年とかかりますが、その間決して倒さないよう出来る場所を選びましょう。

 

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか?

ペットの場合、ご自宅での供養をご希望される方が多いですが、やはり最後にはお墓に…とお考えの方が多いかとは思います。

しかし、出来ることならば愛するペットをずっと手元で供養したいと思われる方もいらっしゃると思います。

そうした方のご参考に少しでもなれば幸いです。

また、ペット火葬真愛メモリアルの場合ですと「粉骨サービス」がございます。

そのため、上記のようなご自宅でお墓を立てたいと言った場合にはご相談いただければ、遺骨を粉骨にした状態でご返骨することが可能となっております。

もし、こうした供養方法をご希望の場合には事前にご相談くださいませ。

ご相談はライン@お問い合わせフォームからお承りしております。

24時間365日対応可能ですのでもしよろしければご利用くださいませ。

 

 

記事担当 阿部


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