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コラム

ペット火葬を行った際に遺骨に色がついている時があるのはなぜ?ペット火葬の謎を徹底解説

 

はじめに

皆様の中にはペットが亡くなった際にはペット火葬・葬儀を執り行い、ペットを供養してあげたいとご希望されていらっしゃる方もいるかと思います。
そして、そうしたペットの火葬・葬儀を執り行いたいとご希望されている方の多くは、ペットの遺骨を手元に残したいと言った理由からペットの火葬・葬儀をご希望されているように感じます。
ですので、そうしたご希望がある飼い主様は遺骨の返骨がある個別一任火葬や立会火葬をお選びになることが多くございます。
そして、その際に多くの飼い主様が気になる点が
ペットの遺骨がきちんと残っているか?
と言った部分になるかと思います。
特に、ご病気をお持ちだった犬や猫を飼っていた飼い主様からは、闘病生活での薬の投与の関係からお骨がどのような形で残るのか?と不安の声も聞きます。
そう言った場合でもペットの遺骨は基本的には全て綺麗に残ります。
ただし、骨粗鬆症などお骨がとても脆くなるようなご病気をお持ちの場合は、遺骨が残った場合でも中が空洞となっており遺骨が脆く崩れやすくなっていることもございますので、そうした場合には注意が必要です。
このように、大抵の場合には遺骨を綺麗に残すことが出来るペット火葬ですがもう一つ皆様から頂く疑問の声がございます。
それは
ペットの遺骨の色が白ではなく黄色や赤い色の部分があるのはなぜか?
という疑問です。
こちらはペットの火葬を行う際には実はよく目にすることにはなります。
人の遺骨も含めて、ペットの遺骨の場合にも全身真っ白な遺骨が残るということはあまりなく、大抵の場合は表面や中が薄い黄色になっている事や、赤くなっていることなどがあります。
それに対してこの色は一体何が原因をしていたのか?病気だろうか?薬だろうか?
と、様々な原因を思い浮かべるかと思いますが、中には病気や薬などに当てはまらないペットもいます。
では、そんな

ペットの遺骨にも残っているこの色は一体何が原因なのでしょうか?

今回は、そんなペット火葬をした際の遺骨に付着した色について詳しくご説明していこうと思います。

 

犬、はてな、肉球

 

ペットの遺骨に色が付着する原因は?

ペットの遺骨に色が付着する原因は複数ございますが、大抵の場合は

ペットのお体を作る様々な成分が沈着していたり

ペット火葬を行った際に体内の成分が焼き付いたり

などして、ペットの遺骨に黄色や赤色などのお色が付着している場合がございます。
特に、肥満気味だったペットの場合ですと脂肪の色素がお骨に沈着している場合があります。
こちらは薄い黄色のようなお色をしており、少し黄色みがかった遺骨がありましたら、それは体内の脂肪の成分が遺骨に沈着していると思っていただければと思います。
ですので、肥満気味であったりなどの体型によってはお骨に色が付きやすい場合などもございます。
ただし、こちらは肥満気味でないペットでも亡くなる前の体調によってはそうした脂肪の色素がお骨に沈着していることもあります、ですので、肥満ではないのにお骨が少し黄色みがかっているなどということもございますのでご注意ください。
また、胆汁や胃の中の内容物などが化学反応を起こし黒や赤、緑などと言ったお色でお骨に沈着をしたり、お骨に付着している場合などもございます。
その他、お体を形成しているミネラルやカルシウム・鉄分など有機物以外の無機物が化学反応を起こし、同様にお骨に付着したり色が沈着することもございます。
こうした、ペットのお体を形成する成分自体が化学反応を引き起こしお骨に色が付着したりなどすると言われております。
ですので、健康体であった猫や犬の場合でも黄色っぽい部分や、黒っぽい部分、赤っぽい部分がペットの遺骨に残るのです。
そのため、ペットの遺骨に何かお色がついていたからと言って、必ずしもそのペットが病気になっていてそのような色が現れている訳ではありません。
ただし、このような遺骨に付着するお色についてはまだしっかりとした研究がなされておらず、不明瞭な点も多々ございます。
例えば、遺骨に付着した色の中で有名な物が「黒く残っている個所はガンがあった場所」というお話がございますが、こちらも実は真偽の程は不明となっております。
ただし、ガンは普通の細胞と比べて密度が高く体の細胞の中では燃えにくいとされているため、このような説が出来たとされております。
しかし、ガンも細胞ですのでしっかりと火葬を行えば全て火葬しきることは可能と言われております。
ですが、中にはガンの中に特定の色素が多く含まれている場合、その付近の遺骨にその色素が付着する場合もございます。
ですので、遺骨の黒い箇所についてはガンの可能性もありますし、ガンではない可能性もございます。
まれにこうしたガンかどうかについてご説明があるペット火葬業者があり、ご自身が飼われていたペットがガンではなかったはずなのに黒い箇所があるから、実はガンになっていたという説明をされることもあるそうですが、一概にガンであったから黒いなどということもないためご安心ください。
さらに、病気によるお薬の投与によって遺骨の色が変わると言うお話がありますが、こちらについてもガン同様真偽のほどは定かではありません。
しかしながら、薬の投与によって薬のお色が遺骨に付着する可能性はあまりないと言われております。
では、なぜ薬の投与によって遺骨のお色が変化すると言われているのか?
それは病気の内容や投薬している薬の成分が原因だと言われております。
その仕組みとしては、病気や体内に摂取した薬品によって体内に含まれている有機物の分量が増えたり、減ったりなどをした結果、その物質に含まれている色素が遺骨に付着しているのではないかと考えられております。
ですので、犬や猫などのペットが病気などをせずに一般的に長い生きをしたばあいでも、体を構築している成分の多さによってはこうしたお色が遺骨につく可能性もございます。
ですので、必ずしも投薬の影響から遺骨が赤色や青色になるとは限りませんので、あくまでも目安として考えていた方が良いかもしれません。
さらには、ペットの遺骨に副葬品などのお色が付着することもございます。
例えば、プラスチック類や金属類・ガラス類などに関してはペットと一緒に火葬を行ってしまいますと、溶けて遺骨にこびり付いてしまったりする可能性がございます。
そのため、ペット火葬を行う際にはこうしたプラスチック類や金属類・ガラス類をペットと一緒に火葬出来ないとしているペット火葬業者が多くいます。
それは、ペットの遺骨を汚したり傷つけたりしないようにするためとなります。
ですので、飼い主様がご希望をしていたとしてもプラスチック製のおもちゃや、ガラス製のご飯の器などの思い出の品をペットと一緒に火葬することはあまりおススメいたしません。
また、場合によっては色の濃いお花や茎の部分などの色素が遺骨に付着することもあると言われております。
ですので、ペットの火葬を行う際には色の濃いお花を避け、また茎も短く切った状態で副葬品としてペットに持たせてあげると良いと一般的には言われております。

以上がペットの遺骨に色が付着する原因についてのご紹介となります。
まだ、科学的に証明されていない部分も多々あるため、遺骨に付着するお色の原因については迷信や噂話であることもあります。
特に、遺骨に付着していたお色=病気の後などについてはまだ科学的に証明されていない部分もあるため、必ずしも飼い主様が飼っていたペットが病気だったとは限りません。
ですので、ペットの火葬・葬儀を行った際に遺骨に付着したお色を見て、病気に気づいてあげられなかったなど落ち込んでしまう飼い主様もいらっしゃいますが、必ずしも病気が原因で遺骨にお色が付着している訳ではないのでご安心くださいませ。
そして、続きましてはそんなペットの遺骨を綺麗に残す方法についてご紹介いたします。

 

 

ペットの遺骨を綺麗に残すための方法とは?

ペットの遺骨を綺麗に残す方法としてはいくつかございますが、その中でも特に飼い主様が生前に心がける事が出来るのは「健康管理」となります。
特に、肥満気味のペットの遺骨は体内の脂肪の成分が沈着することにより、黄色みがかった色になってしまうことが多くございます。
ですので、まず飼い主様が行えることとしては肥満気味にならないように食事管理などを徹底してあげることが大切となります。
可愛いからとついご飯やおやつなどをあげすぎてしまいますと、肥満に繋がり肥満はペットの体に大きな負担となると共にペット火葬を行った際に、遺骨が脂肪分によって黄色みがかったお色になってしまう原因ともなりますので、ペットの肥満体型にはお気を付け下さい。
また、ペット火葬を行う際には副葬品を気を付けることもペットの遺骨を綺麗に残すためには重要なこととなります。
よくペットの火葬を行う際に

 

ペットが生前愛用していた毛布を一緒に火葬したい
・ペットが生前愛用していたぬいぐるみを一緒に火葬したい
・ペットが寂しくないように飼い主様の衣類を一緒に火葬したい
・ペットを簡易棺(段ボールなど)に入れたまま火葬をしたい
・ペットが生前付けていた首輪やリードなどを一緒に火葬したい

 

などというご要望をよく耳にします。
上記の例は一見すべて燃やすことが出来る物のように思いますが、実はペットと一緒に火葬を行ってしまいますと、繊維などが遺骨に付着しお色が移ってしまったり、布類をペットと一緒に火葬した際に残ってしまった灰などで遺骨が汚れてしまったり、お骨上げがしにくくなってしまう可能性がございます。
ですので、基本的には布類や段ボール類などに関してはペットと一緒に火葬することには向いていない副葬品となっております。
その理由としてはペットの火葬を行う際の火葬炉の温度と燃焼時間が、上記の例で上げたような副葬品を一緒に火葬しきるには足りない場合があるからです。
ですので中にはペットの火葬は無事完了しているものの、副葬品が燃え切らずに形がそのまま残ってしまっているなどということもありますので、布類や段ボール類をペットと一緒に火葬することはあまりおススメいたしません。
また、ぬいぐるみに関しましては中には金属やプラスチックを一部に使用している物もございますので、そうした物をペットと一緒に火葬してしまいますとその金属やプラスチックが溶けて遺骨に付着してしまうことにもなりかねません。
そうした場合には、遺骨からその金属やプラスチックを綺麗に取り除くことが難しくなるため、お骨が傷つく原因になる可能性がございますのでご注意くださいませ。
さらに、上記でもご説明させていただきましたがプラスチック類・金属類・ガラス類に関しましては、燃え切ることがなく残ってしまったり、一緒に火葬を行うことで良くない化学反応を起こしてしまったり、ダイオキシンなどの有害物質は発生してしまう原因ともなるためペットと一緒に火葬することが出来ません。
また、このような理由からペットの場合は木製の棺桶を利用しているペット火葬業者がとても少ないと言われております。
ですので、ペットのお骨を一番綺麗に残すペットの火葬方法としましては、少量のフードやおやつなどと色の濃くないお花を何輪かペットのご霊前にお供えする程度が良いでしょう。
もしくは、ペットのみを火葬することによって副葬品によるペットの遺骨への色素沈着などを避けると言う方法もございます。
ただし、どちらの場合にせよ体内の成分の状況によっては赤色や黄色、緑色などのお色がペットの遺骨に沈着していることもございますので、避けた方が良い物以外の副葬品に関しましては飼い主様のお気持ちに合わせて入れてあげると良いでしょう。

 

猫

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?
ペットの遺骨に付着しているお色については様々な意見があります。
その中でも、ガンや投薬については遺骨にその形跡がありますと心が沈んでしまう原因となる方もいらっしゃるかと思います。
しかしながら、ガンや投薬などの影響についてはまだ科学的に証明されていない部分も多いため、遺骨に付着している緑や青などのお色や黒いお色が必ずしも病気や闘病生活が原因とは限りません。
ですので、そうしたペットの遺骨に付着しているお色を見た際に病気や投薬が原因だと断定するのではなく、大切なご家族であるペットが体の中の成分を少しずつ変化させながら一生懸命生きた証だと思ってあげてください。
遺骨に付着しているお色の原因がなんであれ、そのお色も副葬品以外が理由であればそのペットの一部となります。
ですので、それはそのペットの中の細胞などが一生懸命生きようと努力した結果の表れだと思ってあげてください。
そして、ペットは一匹一匹個体差がございます。
ですので、前のペットや周りの方が飼っていたペットの遺骨のお色と、うちの子の遺骨のお色が違うなどということもございます。
それはペットの個性となりますので前のペットや周りの方が飼っていたペットの遺骨をお色が違う場合でも問題はございませんのでご安心くださいませ。
そして、ペット火葬を行った際に遺骨のお色や副葬品との関係などについて何か疑問点やご質問などございましたら、いつでもお問い合わせくださいませ。
埼玉県川口市に店舗がございます真愛メモリアルでは24時間365日お問い合わせやペットの火葬を行うことが出来ます。
また、ペット火葬のプロが火葬を執り行いますので遺骨についてのご相談もお承り可能です。
何かございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

 

記事担当  阿部


 

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