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ペット火葬車両
コラム

出張用ペット火葬車両の中はどうなっているの?普段知ることが出来ないペット火葬車両の秘密

 

はじめに

出張ペット火葬を利用したご経験のある方はいらっしゃいますか?
こうした質問に対して実際に利用した経験のある方はごくわずかしかまだいらっしゃらないかと思います。
昨今、ペット=家族と言った認識が強まりそれに伴いペットの弔い方法も以前とは違い、人と同様に火葬や供養を行うことが年々増加しております。
そうした理由から、現在ペットを飼っていらっしゃる方にとってはペット火葬というものはだいぶ馴染みのあるサービスとなりつつあるかと思いますが、ほんの数十年前にはあまり一般的には馴染みのないサービスであったかと思います。
特に、ペット霊園などの施設でのペット火葬自体は知っていたり、利用した経験がある方もちらほらといらっしゃいますが、出張形式のペット火葬については以前は数が少なかった影響もあり、利用したことが無いと言う方の方が多いかと思います。
さらに、ペット火葬業者自体も数が少なかったためお住いの地域にペット火葬社がないと言ったケースも多くあったかと思います。
そうした事情から、ペット火葬自体初めての経験だと言う方も少なくありません。
そのため、出張ペット火葬を利用する多くの人が持つ疑問として

 

出張用のペット火葬車両の中はどうなっているのか?

 

と言った疑問がございます。
こちらについては、大切なご家族様であるペットの火葬を行う火葬炉や車がどのような作りになっているのか?安全性については大丈夫なのか?と言ったご心配は誰しもが抱くものかと思います。
特に、出張ペット火葬の場合には火葬炉が車に設置されていると言った人にはない全く新しい火葬の方法であるため、一度も利用したことがない方にとっては未知の領域になるかと思います。
そのため、実際に利用している時にペット火葬車や火葬炉について様々なご質問をいただくことは多々あります。
そこで今回は

 

ペット火葬の豆知識~出張ペット火葬偏~

 

出張用のペット火葬車両の中の謎を大紹介!

 

についてご紹介させていただこうと思います。
それではまず、出張用のペット火葬車両の中について説明をさせていただく前に、出張ペット火葬とはなにか?について軽くご紹介させていただこうと思います。

 

ペット火葬炉、大型犬用

 

出張ペット火葬とは?

出張ペット火葬と聞き多くの人がまず想像することが

 

自宅まで亡くなったペットとその家族を迎えに来て斎場まで送ってくれること

 

かと思います。
しかし、人のように火葬を行う場所に関する法律が制定されていない関係から、ペット火葬の場合にはなにも斎場でしか火葬を行う必要ななく、車の中に設置した火葬炉の中でも火葬を行うことが出来ます。
そのため、

 

車の中に設置された火葬炉を利用してペット火葬を行うことを出張ペット火葬

 

と言い、現在ではこの出張ペット火葬を行うことが出来るペット火葬社が増加傾向にございます。
その一番の理由としてはペット霊園とは違い施設等がある訳ではないため、施設を建設するための費用や条例などが必要無いと言った点から、ペット火葬を利用したいがペット霊園が近くに無い方やペット霊園まで行くための交通手段がない地域であっても、ペット火葬を利用したい多くの飼い主様のニーズに応えるべくそうした地域にもペット火葬へお伺い出来るようになっております。
そのため、現在ではこの出張ペット火葬がペット霊園と共にとても重要視されるペット火葬サービスの一環として多くの飼い主様にご利用いただいているような形となります。
しかし、出張ペット火葬が注目を浴び始めてからまだ間もないためその実態を知る方は実は多くはありません。
特に、ペットの場合には寿命が短いと言えども1年などではないため、小動物でも短くて2年前後そして犬や猫などの場合には14年前後、寿命の長いペットでは20年以上長生きをしてくださるペットもいます。
そのため、人の葬儀と同様にペットの葬儀もそう頻繁に行うことはまず少ないため、ペット火葬を知っていて将来的には利用したいと考えているが、実際に利用したことがないと言った方や、そもそもペットが亡くなってしまうまでペット火葬というサービス自体を知らなかったという方もまだまだ多くいらっしゃいます。
そうした理由から、ペット霊園やセレモニー施設でのペット火葬は人と同様に施設に設置された火葬炉を利用するのだろと言った風に予測が付きますが、出張ペット火葬の場合にはどのような火葬炉が設置されており、どのようにして火葬を行うのか全く未知の領域と言った方の方が多いかと思います。
そこで次にご紹介させていただくことが、出張用のペット火葬車両に設置されている火葬炉やその中についてペット火葬社だからこそご紹介出来る出張ペット火葬車の中を大公開させていただきます。

 

ペット火葬炉、中型犬火葬炉、大型犬火葬炉、小型犬火葬炉

 

大公開!出張用ペット火葬車両の中とは!?

ペット火葬車両の中にはまず

 

火葬炉

 

ペットを火葬するための火葬炉が設置されています。
こちらは当然なくてはならない物となりますので、どの出張ペット火葬車にも設置されている物となります。
ですが、形や作りは一種類ではなく複数種類あり、またメーカーによって形などが異なるため必ずしも同じ火葬炉が設置されているとは限りません。
しかし、性能についてはどのペット火葬炉であってもしっかりとペットの火葬を行うことが出来るため問題はありません。
また、大きな違いとしては

 

火葬二次室、再燃焼室

 

二次室と呼ばれるペット火葬炉の上にある箱型の部分となります。
こちらの機能については火葬炉の中(一次室)から出た灰や煙などを再燃焼させて灰や煙そして臭いなどを燃やし、水蒸気のみが排出されるようにするための役割がございます。
ですので、この二次室と呼ばれる部分についてはどの火葬炉にも設置されております。
ただし、二次室にもいくつか種類があり直接バーナーで煙や灰を燃やすタイプや、サイクロン式になっているもの、また特殊な設計によって火葬炉内の熱を利用する物など様々な種類の二次室があります。
こちらの二次室の種類についてはどれにもメリット・デメリットがあるため、ペット火葬社によって利用している二次室は異なりますが、二次室が付いているのであれば臭いや煙などについては基本的には問題ありませんのでご安心くださいませ。

 

送風機

 

そして、この火葬炉を動かすための装置が火葬炉の後ろ側には設置されております。

 

ガスバーナー

 

火力の調節や火葬炉内の温度を調節するための火力調節ボタンと送風機が火葬炉の後ろにはございます。
こちらについてはそれぞれの火葬車によっては火力調節ボタンではなく、送風機のみで火力を調節するペット火葬炉もあります。
そして、この調節ボタンと送風機によって火力や温度などを調節出来るおかげで様々なペットに対応が出来るようになっております。

また、温度計もしっかりと完備されているため常に火葬炉内の温度チェックも可能となっております。

そして、この火葬炉の奥に設置されている火葬を行うためのバーナーを動かすために必要な灯油の供給タンクがさらにその後ろに設置されております。
この供給タンクと火葬炉の後ろに設置されているボタンなどの間には人が一人が余裕を持って入ることが出来るようなスペースが開いているおかげで、火葬炉がペットを火葬することによって熱く熱せられてもその熱が直に当たることがないため、発火などの事故に繋がることはまずありません。

さらに、同じ位置に大抵の場合には発電機が設置されています。
この発電機がペット火葬炉を動かす原動力となるため、こうした発電機もしくは大型バッテリーなどがペット火葬車には必ず設置されています。
むしろ、この発電機やバッテリーが無ければペット火葬炉は機能しません。
ですので、この発電機を動かす際の音だけが火葬中に少々する場合がありますが、こちらを切ってしまうと火葬を行うことが出来ないため発電機を動かす音が気になる場合には自宅から離れた場所での火葬、もしくは、ご自宅にある外付けのコンセントを利用させていただければほとんど音がない状態での火葬が可能となります。
なぜなら、ペット火葬炉が動いている際の音については送風機の風を回すためのファンの音だけが少し車内でする程度で、完全に扉を閉めてしまえば夏場に冷房をMAXでかけているのとほとんど変わらない程度の音しかしないからです。
そのため、ご自宅に外付けのコンセントまたは玄関先にコンセントがあり、そちらを利用させて頂ければ発電機を動かす必要がなくなるためかなり静かにペット火葬を行うことが出来ます。
ただし、ご自宅の駐車場またはご自宅の前に車を停車させる必要があるため、ご自宅の前で火葬はちょっと…と言った場合には少し離れた位置で発電機を使用し火葬を行うこととなりますので、どちらの方法にするかについては飼い主様のご希望に合わせて行えますので、一軒家の場合にはこのような方法もご検討いただければと思います。

そして、その他に遺骨を粉骨にするための機械や骨壺や骨袋、さらに、ご葬儀などを行う際に必要となる祭壇や仏具なども残ったスペースに収納されております。
このようにして、火葬炉から火葬炉の後ろまでのスペースにペット火葬に必要な道具や機械が積み込まれているため、ペット火葬車両の後ろに人が乗車することは基本的には出来ません。
また、この後ろのスペースにはペット火葬の機械が積み込まれている関係から飼い主様が中に入ることも危険であるため出来ません。
ですので、中を外からご覧になることは出来ても中に入っての見学は出来ないため予めご了承くださいませ。
また、ペットの火葬中や粉骨中については機械が稼働している関係から扉を閉めて作業を行うことで事故を防止していることもございます。
そのため仮に飼い主様ではなくお子様がその様子をご覧になりたい場合があっても、お子様がうっかり何か機械に触れてしまい、怪我などをしてしまうリスクを下げるために基本的には作業中に中の見学などはお控えいただければと思います。

また、運転席については通常の運転席と変わらない2人乗り~3人乗りの仕様となっておりますが、ペット火葬に関する道具やパンフレットなど、そしてスタッフの荷物を置くことが出来るスペースが後ろのスペース意外では助手席のみとなり、大抵の場合には助手席の足元にそうした道具を収納している関係からこちらについても飼い主様がご乗車いただくことは出来ないようになっております。
ですので、出張用のペット火葬車両は大型の車両であり本来ならば人が複数人乗ることが出来る仕様となっておりますが、出張ペット火葬用に改造されたペット火葬車両の場合には1人~2人またペット火葬社のスタッフのみが乗車出来ると言った特殊な車両となっているため注意が必要となります。

以上がペット火葬車両の中についてになります。
最後に、そんなペット火葬車両を利用した出張ペット火葬を利用する際のワンポイントについてご紹介させていただこうと思います。

 

お骨上げ、ペット火葬、ペット葬儀

 

出張ペット火葬を利用する際のワンポイント

出張ペット火葬を利用する際に最も重要となるポイントが

 

ペット火葬車両に飼い主様が乗車することが出来ないため火葬中はどこで待つか?

 

についてになります。
基本的にはご自宅の中でお待ちいただくような形となる事がほとんどですが、稀に火葬中もペット火葬車両のそばでペットを火葬している間待っていたいと言った希望もございます。
勿論、火葬中に火葬車両のそばでお待ちいただくことには何の問題もございません。
むしろ、大切なご家族様ですから最後までそばで見守ってあげたいと言った心情もあるでしょうから、そうした場合にはお気持ちに合わせて火葬車両のそばでお待ちいただければと思います。
ですが、ご自宅の前や駐車場で火葬を行っている際にはこちらについては縁側や玄関先など自宅のスペースでお待ちいただくような形となるため問題ないかと思います。
しかし、ペット火葬車両を自宅以外の場所に停車させる際に少し困ることがございます。
まず、移動手段をどうするかという問題です。
基本的にはご自宅から車で5分圏内でペット火葬を行いますので徒歩での移動で十分に火葬車両が停車している場所へいらっしゃっていただけますが、中には徒歩が難しい飼い主様もいらっしゃるかと思います。
そうした場合であってもペット火葬車両にご乗車頂くことは出来ないため、他のご家族様からお車をお借りしてその場所まで向かうなどしていただければと思います。
特に、火葬中については火葬車両からペット火葬スタッフは離れることが出来ないため、飼い主様の代わりにお車を運転することなども難しいので、なるべく他のご家族様やご近所様にお手伝いいただくようにしていただければと思います。

 

また、その他に火傷については十分に気を付けていただきたいポイントとなります。
ペット火葬炉の中はおおよそ800度近くまで熱せられます。
その後、火葬炉内を冷やす時間があり火葬炉内が十分に冷えてからお骨上げをしていただく形とはなりますが、それでもまだ火葬炉自体には熱がこもっているため直接手で触れてしまうと火傷などの原因となる恐れがございます。
ですので、火葬炉に直接手で触れることや火葬台に直接手で触れないようにお気をつけいただくと共に、小さなお子様が参列される場合には火葬炉付近に触れないように十分に気を付けてあげるようにしてください。
また、ペット火葬炉の性質上頭の辺りの遺骨は火葬炉の中に近い上側にある場合が多いため、そうした場合にはすぐに頭を収骨してしまうとまだ熱いこともございますので、必ず火葬炉から遠い足元のお骨から拾って頂くような形ですと熱くなくお骨上げをしやすいかと思います。

 

その他、ペット火葬炉には耐火マットが敷いてある関係から耐火マットの上はさほど熱くはないことの方が多くございますが、火葬後の耐火マットの上に燃えやすい紙や布類などを置いたりしないよう気を付けた方が良いでしょう。
また、耐火マット自体はさほど熱くなくとも遺骨にはまだ熱がこもっている事の方が多いため、遺骨を直接手で触ることは避けましょう。
遺骨に残っている熱で火傷をしてしまう可能性はかなり高いため、遺骨がうまく拾えない場合には箸意外の器具をお借りするようにして、手で直接遺骨を拾うことはやめましょう。
さらに、遺骨に直接手で触れてしまうと手の油や水分などが付着し、ご自宅の環境によってはその手の油や水分などを栄養源としてカビなどが繁殖してしまうきっかけとなるため、遺骨に触れるときには必ず手袋を着用するようにしましょう。
ただし、最後の頭蓋骨を収骨する際には遺骨が十分に冷えていることが多いため、ペット火葬社から耐火手袋をお借りして頭の脆い骨を耐火手袋をした状態で拾うことはよろしいかと思います。
なぜなら頭蓋骨についてはどうしても脆い部分となるため、お箸でお骨上げをした際に崩れてしまうことが多々あり、そのため、耐火手袋をして熱くない火傷をしない状態の場合のみ手で収骨をしていただくことも可能なように配慮をしているペット火葬社もございます。
こちらについては各ペット火葬社によって異なるため収骨の際にお箸で収骨しにくい場合に相談すると良いでしょう。

以上が出張ペット火葬を利用する際のワンポイントとなります。

 

犬、子犬、小型犬

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?
ペット火葬車両の外側や、火葬炉の扉の部分については各ペット火葬社毎にHPに掲載している場合がございます。
しかし、外側や火葬炉の扉の部分ではなく中がどうなっているのか知りたい!と思う方は多いのではないでしょうか?
大切なご家族様であるペットをお見送りするための大切なお車ですから、どのような作りになっているのか気になる飼い主様のために今回ペット火葬車の中についてご紹介させていただきました。
ただし、各ペット火葬社や使用しているペット火葬車によって多少中の作りや配置などが異なることがあるため、おおよその目安としてお考えいただければと思います。
また、なぜペット火葬車は車なのに人が乗れないのか?についても今回の記事でご納得いただければ幸いです。
さらに、こうした記事によって出張ペット火葬や火葬車両がより飼い主様にとって身近な存在となればと思っておりますので、もし、ペット火葬車や出張ペット火葬についてご質問やご相談がございましたら当店までご連絡ください。
当店では24時間365日いつでもお電話やライン@でのご相談が可能となっております。

 

記事担当  阿部


 

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