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熱帯魚、アクアリウム、観賞魚
コラム

金魚などの魚の火葬を行うことは出来るの?大切なペットの魚類の遺骨を残すための魚の火葬

 

はじめに

皆様は金魚を飼った経験はございますか?
今社会人をしている多くの方が

 

夏祭りの際に金魚すくいをして金魚を飼っていた

 

という経験をした事があるのではないでしょうか?
夏に行われる夏休みの屋台の一つである

 

金魚すくい

 

は子供が金魚をすくう達成感や他の子供と競う競争心など、まだゲーム機器や携帯電話が発展していない時代の期間限定の楽しみで1年に一回の大イベントと感じていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、子供からお願いをされて子供のために金魚すくいをしたという経験があるご年配の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこから水槽を飼い、自宅で金魚を飼っていたという幼少期や子供の代わりに金魚のお世話をされていらっしゃった方も多いのではないでしょうか?
金魚だけではなく、そこから発展して

 

熱帯魚

 

の飼育や

 

アクアリウム

 

などを作っていらっしゃった方や、現在進行形で嗜まれていらっしゃる方もいるかと思います。
特に、こうした小型の観賞用の魚については

 

ペットショップだけではなくホームセンターなどでも販売されており入手のしやすいペット

 

としてかなり多くの方に親しまれている生き物となります。
ただし、観賞魚などについては犬や猫と違い触れ合うことが出来ないため

 

あくまでも観賞をする存在

 

という側面が強いため、他のペットたちとは少し異なった存在となります。
それでも水の中を綺麗なヒレを優雅に動かしたり、自由気ままにゆったりと泳ぎ回る小さな姿に癒されたり、心を救われたりする方も多くいらっしゃると思います。
だからこそ

 

家で大切に飼育している魚達の火葬をしてあげたい

 

という方も昨今増加傾向にございます。
当店でもそうしたご相談をお承りすることが日々増えております。
しかしながら

 

金魚などの小さな魚の遺骨は残るのか?

 

と言った問題がございます。
それだけではなく

 

遺骨を残さない場合であっても合同葬の受け入れはしてもらえるのか?

 

と言った問題がございます。
今まではご自宅に庭がある方も多かったかとは思いますが、昨今の社会事情からマンションなどの賃貸にお住いの方も増え、なおかつ、近隣への配慮等も年々厳しくなっている社会の中で土葬も避けた方が良いとされており、特に敷地外に土葬をすることは法律で禁止されております。
そのような社会の中で大切な家族とは言えども遺体をどうしたら良いか分からず生ごみとして捨ててしまう人も多くいらっしゃるかと思います。
しかし

 

金魚であってもペット火葬を望むことは出来ます

 

今回はそんな今まで火葬の習慣が無かった

 

魚の火葬

 

について詳しくお紹介させていただきたいと思います。

 

カクレクマノミ、観賞魚、魚

 

観賞魚について

魚については色々な種類の魚がいます。
その中でも一般的に飼育されている魚は

 

観賞魚

 

と呼ばれる魚になります。
これは魚の種類ではなく一般的に飼育をされているペットの魚のあだ名のようなものになります。
そのため、観賞魚に明確な種類分けはありませんが一般的に

 

淡水魚
海水魚

 

が観賞魚として人気を博しております。
例えば、淡水魚で人気のある観賞魚

 

金魚

 

となります。
この金魚という魚は冒頭でもご紹介した通り日々の生活の中でも見かけることの多い、かなりポピュラーな観賞魚となります。
特に観賞魚の楽しみ方である

 

姿形、色合いやヒレの美しさ

 

等を探求していく上ではこの金魚という種類はとても観賞魚向きだとされております。
元々金魚は

 

約2000年前に中国にいた野生のフナが突然変異で赤くなった

 

事がきっかけとなり、そこから品種改良が重ねられて今の金魚の姿となりました。
ですので、元々の金魚の姿は

 

フナが赤くなっただけ

 

となり、そこから現在では観賞魚としての品種改良がかなり進み金魚だけでも数百種類もの金魚の種類があり

 

日本でも約30種類もの金魚が存在

 

します。
そんな金魚の中でも代表的な種類が

 

・和金
・コメット
・朱文金
・リュウキン
・ピンポンパール
・出目金
・ランチュウ

 

等になります。
これからは全て金魚という種類になりますが、姿形はかなり異なります。
例えば、目が飛び出ている品種や頭や目の下に袋やこぶのような部分がある品種、丸い体系からフナに近いすらっとした見た目の品種まで多種多様な金魚がいます。
この金魚たちは皆元は赤いフナから品種改良が進んだ観賞魚となります。
また、金魚の場合はかなり品種改良が進んでしまっていることから品種というよりも

 

個々の個体の美しさ

 

が重視されている部分も多くございます。
その他に観賞魚として人気の魚たちは下記の通りとなります。

 

・ネオンテトラ
・カクレクマノミ
・メダカ
・グッピー
・ベタ
・鯉

 

等になります。
これらは皆、魚を販売しているペットショップや観賞魚専門のショップだけではなく、ホームセンターなど身近な場所でも多く販売されている他、メダカなどは子供の体験教室等でもよく利用されるため目にしたり、実際にご自宅で飼育されるケースも多くあるかと思います。
その他の魚たちについては魚を腰を据えてしっかりと飼育したいと言った方が飼育する傾向が強く、幼い子供よりも大人が飼育している事が多くございます。
また、観賞魚については先にお伝えした通り

 

個体の美しさ

 

を重視した魚となるため、その分お迎えをする際に個々の色味や特徴などを重視して購入されることが多くございます。
また、自宅でのお世話については

 

水質管理や温度調節

 

などをしっかりと執り行ってあげる必要があるため

 

美しさや健康を保つためにはかなりの手間が必要

 

となります。
そのため、観賞魚の多くがかなりの手間暇をかけて育てられていらっしゃることが多くございます。
また、こうした手間暇をかけて観賞魚の美しさを保つと言った側面から愛着が非常に出てくると言った傾向がございます。
そのため、昨今では

 

観賞魚の火葬

 

をご希望される方もかなり増えてまいりました。
しかし、観賞魚の多くが一般家庭でも育てやすいようなかなり小型の魚達となります。
少し大きなアロワナやハイギョであればまだしも

 

金魚などの小さな観賞魚は火葬が出来ない?

 

と思われている方も多いかと思います。
しかし、昨今ではどのようなペットであっても受け入れをしてくれるペット火葬社が増えつつあります。
今回は当店で実際に執り行わせていただいた金魚の火葬を例に観賞魚の火葬について続いて詳しくご紹介させていただきます。

 

鯉、魚、観賞魚

 

魚の火葬は出来るの?

まず初めに魚は大きく分けて体の骨の作りが違う2種類に分けることが出来ます。

 

1.硬骨魚類
2.軟骨魚類

 

となります。
軟骨魚類とはその名の通り、体の骨が全て弾力性のある軟骨で出来ている魚となりサメやエイなどがこの軟骨魚類に分類されます。
この軟骨という骨の場合

 

軟骨は火葬をした際に燃え付きやすい

 

と言った特徴があるため、サメやエイなどの軟骨だけで体が出来ている魚は火葬にはあまり向きません。
そのため、こうした軟骨魚類もしくは軟骨の割合が大きい魚類の火葬をご希望される場合には遺骨を残すことが難しい可能性があるので

 

合同火葬・合同供養

 

をお考えになると良いでしょう。
ただし、軟骨魚類についてはかなり大型であったり一般的な観賞魚ではない個体の方が多いので、火葬をご希望される際には対応が可能かどうか確認をすると良いでしょう。
当店では35キロのペットさんまでなら軟骨魚類の合同葬をお承りすることが可能でございますので、ご安心ください。
そして一般的に観賞魚とされている

 

金魚は硬骨魚類

 

に分類されます。
この硬骨魚類とは軟骨の反対となるため、人間等と同じ硬い骨を持つ種類の魚を指します。
一般的には観賞魚の多くがこの硬骨魚類に分類されます。
そのため

 

硬骨魚類であれば遺骨を残すことが出来る可能性が高い

 

と言った特徴がございます。
また、魚特有の

 

 

こちらも皮骨と呼ばれる骨によく似た成分で出来ている部位となるため鱗も火葬をした際に残ります。
ただし、あまりに小さすぎる観賞魚については背骨などの比較的体の中でも大きく主要な骨以外を残すことが難しい場合もございます。
ですので、火葬をした際に骨がある程度しっかり残るか残りにくいかの目安としては

 

体の多きさが5㎝以上あるかどうか

 

と比較対象としては

 

一般的なサイズの金魚より大きいかどうか

 

で判断を行うと良いでしょう。
また、当店で執り行わせていただいた金魚の火葬後のお写真がこちらになります。

 

金魚、金魚骨

 

サイズとしては5~10㎝未満の比較的小柄な金魚になります。
このくらいのサイズの金魚の場合には

 

・背骨
・肋骨
・鱗
・ヒレの硬い骨の部分
・頭蓋骨(ブロックごとに残る)

 

と言った形になります。
また、魚の種類にもよりますが比較的体の油が少ない魚の場合には燃えにくいと言った特徴があるため、お腹の付近が黒く炭状に残る場合がございます。
こうした理由といたしましては体の中の油が少なく、なおかつ未消化であったり、消化途中の食べ物等の油がさらに少ない物が体内にある場合には、お体の他の部分に比べてさらに燃えにくくなってしまいます。
こうした炭化した食べ物なども完全に燃え尽きるまで火葬することも可能ですが、そうしてしまうとお体の他の薄い部分に火があたりすぎて骨が脆くなってしまう可能性もございます。
そのため、骨をどのように残すかについてはペット火葬社によって異なる形となります。
骨を出来る限り多くそのままの状態で残すのか、それとも骨が多少脆くなってしまったとしても白く綺麗な状態で残すのか等、ペット火葬社によって方向性が異なりますので飼い主様ご自身がどのくらい、どのような形で観賞用の遺骨を残したいのか事前にある程度お考えいただくのも良いかと思います。
当店の場合には、遺骨を出来る限り多く、白く綺麗な状態でお返しをするために、魚類を含め極小動物の火葬専用の寝台のご用意や極小動物の火葬に特化した専門スタッフなども在籍しておりますので、お困りの際にはお電話やLINE@などからお問い合わせくださいませ。
また、続きまして火葬を行うと決めた際の観賞魚を火葬を行う日までどのようにして安置をするれば良いのかについて詳しくご説明させていただきます。

 

金魚、魚、観賞魚

 

魚がもし亡くなってしまったら

もしも、ご自宅で飼育されていらっしゃる観賞魚が亡くなってしまったら、まず初めに

 

お体をすぐに水槽からだ出して軽く水で洗いましょう

 

理由といたしましては、観賞魚がいる水槽の中には様々なバクテリア等が存在し、観賞魚自身の体にもその水がついているからです。
こうしたバクテリアを放置してしまうとそこから腐敗が進んでしまい、臭いや病原菌の発生などの懸念があるため、まずはすぐに水槽からお体をお出しください。
その後は、流水で軽く水槽内の水を体の表面から洗い流す形となりますが、この時こすりすぎてしまうと鱗等が取れてしまう恐れもあるため、軽く洗い流す程度にとどめてあげてください。
その後は、一般的な動物であれば段ボール等の紙製のお箱にお寝かせ頂く形となりますが魚類の場合には

 

タッパーや発泡スチロール等のプラスチック製の箱に寝かせる

 

必要があります。
なぜから体が水分で濡れているからです。
そのため、紙製の箱では耐久性や衛生面を保つことが難しい可能性があるため、基本的にはタッパーや発泡スチロール製などの水が滴る心配のない入れ物にお寝かせしてあげましょう。
その際に直にタッパーや発泡スチロールにお寝かせをするのではなく

 

キッチンペーパーなどにお体を軽く包んであげる

 

事で水分が体から抜けすぎてしまう心配がなくなります。
本来であればお体に水分が沢山ある状態というのは腐敗の進行を進めてしまう可能性があるため避けた方が良いのですが、魚類の場合には水分が抜けすぎてしまうと干からびてしまうためある程度水分は残してあげた方が良いでしょう。
ただし、タッパーや発泡スチロールに水を入れるような形ではなく、洗い流した際に一度体をキッチンペーパーで軽く水分を取ってあげてから、次に別のキッチンペーパーでお体を包んであげるような形で、キッチンペーパーが軽く湿っている程度の水分量で留めておくと良いでしょう。
また、魚類の場合にはこうした特徴から氷や保冷材等でご自宅で安置される場合には

 

亡くなってから当日、もしくは、次の日にはご葬儀を行う

 

か、もしくはすぐにご葬儀を行うことが難しい場合には

 

冷蔵庫で3日~4日程

 

ほどであれば安置をすることが出来ます。
目安としては一般的な生鮮魚介類と同様のイメージでお体の腐敗が進んでしまうと思っていただ行ければ分かりやすいかと思います。
そのため、冷蔵庫にお寝かせ頂いていても長くは持たないため注意が必要です。
また、氷や保冷そして冷蔵庫ではなく冷凍庫で安置をすれば長くお体を保つことが出来るのではないか?と思われる方も多くいらっしゃるかと思いますが

 

冷凍保存をしてしまうと遺骨を残す際に支障が出る可能性があり

 

そのため、合同葬などをご希望の場合には冷凍庫で安置をしていただければお体を一番綺麗に保つことが出来るため良いのですが、遺骨の返骨をご希望される際には冷凍を避けた方が良いでしょう。
理由としては、一般的にペット火葬を行う生き物の場合にはある程度の骨の密度や重量、体の大きさなどがございますが魚類の場合には骨がかなり細く薄い場合が多いため、他の生き物よりも骨の耐久性が低い場合もございます。
そのため、冷凍をしてしまうとそこから体が火葬されるまでに冷凍していない場合よりも若干火葬にお時間がかかることや、燃えやすさが異なるためあまり冷凍をすることはおすすめいたしません。
ですので、観賞魚の遺骨を残してあげたい場合にはすぐにご葬儀を検討した方が良いでしょう。
また、魚類の火葬を行う場合には副葬品として

 

・食べ物
・お花
・お手紙

 

程度であれば一緒に納めることが出来ますが、お体のそばに置くのではなく少し離れた場所に置いてあげた方がお体を綺麗に火葬してあげることが出来ます。
また、場合によっては納めていただいた副葬品が燃え尽きるよりも、魚類の火葬の方が早く終わってしまう可能性もあるため、副葬品を納めても副葬品がしっかりと焼けない場合があるため、よほどの事が無ければこうした生き物の火葬の際には副葬品はなるべく納めない方がベストとなります。

以上が魚が亡くなってしまった時の対処方法と火葬の際のワンポイントとなります。

 

熱帯魚、アクアリウム、観賞魚

 

おわりに

いかがでしょうか?
昨今のペットブームにより多種多様なペット達が各御家庭にお迎えされている中、魚達も立派なペットとして人気の高い生き物となります。
だからこそ、大切なご家族様の一員である魚達もしっかりと火葬をし遺骨をご自宅へお持ち帰りいただけるようなサポートを当店では執り行っております。
もし、魚の火葬についてはお困りの方がいらっしゃいましたら是非当店までお問合せくださいませ。
魚の火葬の経験があるベテランスタッフが大切なご家族様の火葬を真心込めて執り行います。

 

 

記事担当  阿部


 

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