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コラム

ロブスターを茹でることも禁止!?驚きの世界ペット事情

皆さんはペットを飼う時どのようにして飼いますか?

ペットショップへ行き、気に入った子をお家へ迎えるという方法が一般的だと思います。

そして、そのペット達はペットショップの陳列ケースの中に入れられていて、そこから直接出して、その場でお家に連れて帰ることが出来るというシステムになっているのが普通だと思います。

しかし、海外はどうでしょうか?

実はペットショップに行きペットを購入するという方法が一般的なのは中国や韓国などアジア圏に多いことで、他のペット先進国ではペットショップからのお迎えはあまり一般的ではないことをご存知でしょうか?

その理由として、アジア圏ではまだペット市場が拡大し始めてまもないため、他国と比べてペットに対する整備等がまだ整っていない部分が多々あるためと言われております。

では、海外では一体どのようにしてペットを自宅にお迎えしているのでしょうか?

本日はペット先進国である

「アメリカ」「ドイツ」「スイス」

のペット事情と共に、ペットのお迎えの仕方についてもご紹介していこうと思います。

 

【アメリカでのペット事情】

 

ペット先進国と言えばまずアメリカが真っ先に上がる国かと思います。

その理由として、人工の多さもさることながら、ペットの飼育数においても世界一ということを皆さんはご存知でしょうか?

そんな、ペットの飼育数第一位の国ではどのようにしてペットをお迎えしているのでしょうか?

ご紹介していこうと思います。

 

ヨークシャーテリア

 

■アメリカでのペットお迎え方法

まず、アメリカの場合、州ごとにペットに関する独自の法律がございます。

例えば、カリフォルニア州の場合、動物の福祉向上をめざし2019年1月から繁殖業者等から仕入れた犬や猫、うさぎをペットショップで販売することを禁止する法律が制定されました。

その代わりに、これらの動物をペットショップで販売する場合は、保護された個体であれば認められるそうです。

また、この法案はニューヨーク州でも上院を通過しました。

ニューヨーク州ではこの法案が通るまでにまだいくつか通過しなくてはならないポイントがございますが、このように、アメリカ全体でペットの販売に関して規制を強化する動きが始まっているのです。

さらに、アメリカでは「アニマルシェルター」と呼ばれる施設があり、ここでは保護されたペットたちの譲渡先が見つかるように避妊去勢手術を行う病院が一緒にあったり、保護したペットたちが快適に過ごせるような大きなリビングルームのような部屋を用意していたりなど、譲渡率を上げるような工夫がなされた施設となっております。

そのため、このアニマルシェルターからペットをお迎えする方も多くいらっしゃいます。

また、このアニマルシェルターは1つではなくいつくも存在し、その中でもサンフランシスコ動物虐待防止協会というアメリカの中でもペットに対し先進的な州である、カリフォルニア州において長年動物保護、愛護や教育等の分野で活発に活動を続けている団体が設立したアニマルシェルターである「マディ・センター」は地元の支援者たちからの沢山の寄付で建てられたとても素晴らしい施設となっております。

そうした個人単位ではなく、地元ごとのかなりしっかりとした保護施設がたくさんあることがアメリカの特徴となります。

また、その他、ペットをお迎えする方法としてブリーダーから直接引き取るなどが主流であり、ペットショップでの購入ではない方法が一般的になっています。

 

この他、アメリカと言えば広大な敷地の庭に犬を放し飼いにしているというイメージがありますが、実はそうではなく室内でペットを飼っている方の方が多くいることも特徴の一つとなります。

そのため、室内で飼うにあたりしっかりとした躾が必要とされており、ドッグトレーナーに依頼をして躾をしてもらうということが多いようです。

そのため、日本と比べてドッグトレーナーの数はかなり多いそうです。

また、アメリカではペットが亡くなった際の埋葬方法として「ペットを土葬する」ことが今までは一般的だそうです。

これは、アメリカ人においても同じで、キリスト教の教えから火葬はあまり好ましくない傾向にあるからだそうです。

しかし、最近では「土葬では遺骨が手元には残らない」「遺骨や遺灰の状態でも一緒にいたい」ということから、日本と同様にペットの火葬がだんだんと需要を伸ばしているそうです。

また、それに伴い、ペットの遺骨や遺灰などを利用したペットのメモリアルグッズの需要も増加傾向にあるそうです。

このように、アメリカではペットは「パートナー」という考えの基、一匹でも多くの犬や猫が幸せに暮らせるようにと国をあげてとても大切に扱われています。

 

【ドイツのペット事情】

 

ドイツもまた世界トップレベルのペット先進国と言われております。

ドイツではレストランなどの施設に犬が同伴できる場所が多く存在し、足元などで良い子に待っていたり、公共交通機関にもキャリーバッグなどに入れられることなく子供料金を払えばそのまま一緒に乗車したりなどします。

さらに、散歩の際にはほとんどの犬がノーリードだったりもします。

こうした事例を上げますと、日本の場合「非常識」「危ない」「管理不足」など批判的な意見を持つ方もいらっしゃるかと思います。

ですが、ドイツではなにも普通の犬をそのように放し飼いのような状態にしている訳ではなく、専門のドッグトレーナーにきちんと躾をされた犬がそのように振る舞っているのです。

逆に、ノーリードでお散歩が出来ないと躾がきちんとなされていないといった認識になってしまうくらい、ノーリードでお散歩をしても問題ないくらいの躾がきちんとなされているのがドイツの特徴です。

また、こういった放し飼いの理由として「犬も人と同様に暮らす」という人と犬の共存関係が一般的にあるからです。

では、このように人とペットの共存関係が強くあるドイツではどのようにしてペットをお迎えするのか、次に紹介していこうと思います。

 

ビーグル

 

■ドイツでのペットお迎え方法

ドイツではペットショップの他に、ブリーダーから直接購入をしたり、ティアハイムと呼ばれる動物愛護施設から保護された犬猫をお家へお迎えすることが一般的だそうです。

ペットショップからのお迎えは日本と変わりませんが、ティアハイムと呼ばれる施設が存在することなどが日本との違いになります。

ティアハイムとは各自治体にごとに立てられた、動物保護収容施設でありここでは保護猫や保護犬の他にも様々な種類の動物を保護しているそうです。

そして、このティアハイムと呼ばれる施設は自治体が管理しているのではなく、民間に委託する形で運営されているため、市民にとって親しみやすい存在でありここから引き取ることがしやすいという特徴がございます。

また、運営資金に関しても必要な経費等は市民や企業の寄付金によって賄われています。

その中でも、ベルリンには欧州最大級と言われている保護施設「ティアハイム・ベルリン」があり、施設は東京ドーム約4個分の広さがあると言われています。

また、そこで保護されている動物は犬や猫などの他にもウサギ、ラット、鳥、爬虫類、馬、羊など様々な動物が保護されていることが特徴となります。

しかし、こんなにも多種多様な動物が保護されているとなると「殺処分」されてしまうペットも多くいるのではないかと心配になるかと思いますが、そういった心配はございません。

なぜなら、ティアハイムでは「基本的には殺処分をしてはならない」という指針が定められているからです。

ただし、基本的にはの理由として怪我や病気をして治る見込みのない動物に対しては、ただひたすらに苦しませるわけにはいかないといった理由から安楽死などが行われる場合があるからです。

そして、これにもきちんと動物のお医者様による診断等が必要となるため、むやみやたらに安楽死になることはないためご安心くださいませ。

また、こうした動物に寄り添う施設だからこそペットを引き取る際にも様々なルールがティアハイムには存在します。

例えば「1日8時間以上仕事などで家を留守にしてペットを一人にしないか」「家族の中に動物が嫌いな人がいないか」などと言った、居住環境や勤務時間、さらには家族構成までもが引き取りの際の審査対象となります。

こうした条件を付けることによって安易な譲渡を防ぎ、譲渡後にペットたちが幸せに暮らせるようなバックアップをティアハイムでは行っているのです。

また、ティアハイムやペットショップからのお迎えの他にもブリーダーから直接引き取る場合でも、ドイツには独特の体制がございます。

それは、ブリーダーは日本のように個人ではなく組織でブリーディングしている場合が多く、そのためしっかりとした監視管理体制が行き届いているという点です。

このため、悪徳なブリーダーなどが少なく、また、子犬たちもしっかりと躾がされた状態での受け渡しが可能となっています。

 

こうした、ペットに対して高い意識を持つドイツですが、だからこそペットが亡くなった際のメモリアルグッズなども充実しています。

特に、ペットの用品においても有名なドイツのブランド「TRIXIE」では、ハートをモチーフにした様々なメモリアルグッズの販売が行われています。

こちらはインターネットからの購入も可能となっているので、気になる方はぜひご検討してみてくださいませ。

 

 

 

【スイスのペット事情】

 

最後にスイスのペット事情についてご紹介していこうと思います。

日本から遠く離れたスイスのペット事情と言われてピンとくる方は少ないかもしれません。

しかしながら、スイスは世界で最も厳しい動物保護法を設けている国の1つと言われているくらい、動物保護に力を入れている国になります。

そのため、憲法レベルで動物の尊厳を重視しており、法律により農家や肉屋、科学者などであっても「動物に対して不適切に痛みや苦痛、危害や恐怖を与えることは許されない」とされています。

また、動物保護法においては「動物を扱う際には、動物の尊厳、つまりはその価値を尊厳死中ればならない」と定められています。

こうした法律から、スイスでは世界が驚くような法律が制定されておりその一つに「ロブスターを生きたまま調理のために熱湯に入れることを禁じる法律」がございます。

これはスイス政府から出された法律で、なおかつ「輸送の際に氷漬けにすることも禁止」されているので輸送の際にはそのままの状態で運ばなければならないのです。

では、このように動物に対してとても保護的な考えを持つスイスではどのようにしてペットをお家へお迎えするのでしょうか?

ご紹介していこうと思います。

 

中型犬

 

■スイスでのペットお迎え方法

スイスで主に飼われているペットは猫になり、猫は外と中を自由に行き来できるようにされている。

また、猫専用の梯子なども作られており、飼い猫というより地域全体で飼っている地域猫に近い状態がある。

その理由として、猫は犬に比べて飼うことが容易であるからという理由があります。

では、飼うことが容易とはどういうことなのでしょうか?

それは、一般的な飼いやすさではなく、飼うための条件が猫の方が厳しくないという意味なのです。

スイスでは犬を飼いたい場合「犬に関する基礎知識」の講座を受講し、そのテストに合格をしなければならないからです。

このテストはドッグトレーナーかスイス政府が主催するどちらかを受けなければなりません。

そして、その合格証書をもらってなおかつ地方自治体に届け出をしてからでなければ、犬を飼うことが出来ないのです。

また、犬を飼うにあたり基本的には専門のドッグトレーナーに事前予約をしてからではないと購入することが出来ません。

また、犬を迎えた後の躾もとても重視しており、近年ではドッグスクールへ通うことが常識となったため無くなった法律の1つに「躾トレーニング」への参加を強制する法律がありました。

こうした、理由から犬よりも猫の方が飼われている頭数が確実に多いことがスイスの特徴となります。

しかし、その分ペットにとってはとても良い環境が整えられていることがスイスの良いところとなります。

例えば公園などにはトイレ用の袋などが常設してあったり、その他レストランなどの施設にペットも同伴出来たりなど様々な施設でペットがより良く人と共に過ごすことが出来る環境が整えられております。

また、欧州では唯一すべての犬にマイクロチップが埋め込まれており、また、中央データーベースに犬の登録が義務付けられている国になります。

また、モルモットやウサギなど社会性のある動物に関しては2匹以上で飼うように法律で義務付けされていたりもします。

さらには、上記で少しふれたように猫に関しては「毎日人と接したり他の猫が目に入るようにしなければならない」と定められており、そのため猫が自由に行き来できるような窓や扉、梯子などが常設されています。

 

また、このようにペットに対してとても深い愛情を持つ国スイスでは「ペットのダイヤモンド葬」を行っている代表的な会社「アルゴダンザ社」もございます。

また「ロニテ社」というダイヤモンド葬が行える会社もございます。

このように、日本ではまだ普及されていないダイヤモンド葬などのペットの供養方法がスイスではいち早く執り行われており、また、一般的になりつつあります。

(※ダイヤモンド葬については「新しい自然葬のあり方。樹木葬・ダイヤモンド葬とは?」こちらの記事で詳しくご紹介しているので、ご興味ありましたらこちらの方をご覧くださいませ。)

 

 

【おわりに】

 

いかがでしたでしょうか?

今回はペット先進国の中でも代表的な3つの国をご紹介いたしました。

ペット先進国と言われている国では、ペットをお迎えすることが容易ではなく、また飼う上でも様々な法律がございます。

日本ではまだこうした国や自治体をあげての法律がほとんどございません。

しかし、今後日本にもこうした法律や施設が出来れば良いと思った方も多いかと思います。

そうして、一匹でも多くの犬や猫、うさぎやモルモット、爬虫類などの動物たちがより良い環境で過ごせる家庭ではなく、国にしていくことが日本がペット先進国と呼ばれるために必要なことになるかと思います。

そして、ペット先進国と呼ばれる国に日本もなれるよう私共も尽力を尽くして行ければと思っております。

 

 

記事担当 阿部


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