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コラム

一度土葬したインコなどのペットの遺体を掘り起こし、改めてペット火葬を行うことは出来ますか?

 

はじめに

皆様は大切に飼われていたペットが亡くなってしまった場合にどのような形でのご供養をご希望でしょうか?

近年のペットブームによってペットが亡くなった際にもお葬式や火葬をし、さらには遺骨をお墓や納骨堂等に納め供養を行うような人に近しい形でのペットのご供養が広まりつつあります。
しかし、こうした動きは人それぞれ違い今もなお昔ながらの土葬でペットを供養されている方や、供養してあげたいと思われる方もいらっしゃるかと思います。

ですが、現代では昔のように気軽に土葬を行うことが難しいことをご存知でしょうか?

例えば一軒家であっても庭がない場合や隣り合った家同士の幅が狭い住宅街であったり、また、一軒家ではなくマンションやアパートなどで暮らす方も増えつつあり、そうした住宅事情の変化から土葬を行うことが出来るスペースの減少がその背景にはございます。
また、こうした事情から近隣住民への配慮や私有地と呼ばれるスペースの利用の仕方についても変化が起こっております。

特にペットを土葬した場合にはそのご遺体から腐敗臭が発生したり、虫が発生するなどの場合もございます。
さらに、場合によっては病原菌の発生による感染症の蔓延などの恐れもございます。
こうした事情から仮に自宅に庭などがあった場合でも土葬をする際には、ただ軽く掘って埋めるのではなくきちんとした手順に添って土葬を行わなければならないという認識が強まりつつあります。

さらには、庭がない場合にプランターや鉢植えなどに遺体を埋めてその上へ花などを植えるような供養方法であるプランター葬も、アパートやマンションなどの場合には隣に住む住人への配慮などを考えた際に、亡くなったご遺体をそのままプランター葬するのは難しくなりつつあります。
その他、アパートやマンションなどと言った場所は飼い主様の所有地ではないため、アパートやマンションの共同のスペースや花壇などへ土葬することも避けた方が良いとされております。

このように昨今では土葬を行うスペースがかなり限られており、さらには土葬の方法についても子供が軽く穴を掘りそこへ埋めて上から小さな石を乗せるなどと言った昔の供養法は良くない物とされているなどの事情からご遺体をそのまま土葬することはあまりおすすめされておりません。
ですが、こうした昨今の供養事情を知らずに上記のようなあまり良くない土葬方法を行った後で、インタビュー等で土葬事情について知った場合や、最悪の場合、土葬によるトラブルの発生で土葬をしたペットを掘り起こさなければならなくなるなどと言ったお話もまれに耳にします。

そんな時、土葬から掘り起こしたペットのご遺体をどうするか?

お悩みになる方の方が多くいらっしゃるかと思います。

そこで今回は

 

一度土葬を行ったペットでもペット火葬は出来る?

土葬からペット火葬への移行をご希望の方へ

ペット火葬・葬儀の豆知識~土葬編~

 

をご紹介させて頂こうと思います。
それでは早速、土葬を行ったペットを後からでもペット火葬が出来るのか?について詳しくご説明させていただきます。

 

ペット土葬、ペット供養、ペット火葬

 

土葬から掘り起こしペット火葬を行えるか?

土葬を行う方の多いペットには下記のような種類が多くございます。

 

・ハムスター
・インコ
・魚類
・その他げっ歯類
・爬虫類

 

例に上げたペットの体長はおおよそ1kg以下である場合が多く、またお体自体の大きさも手の平に収まる程度の大きさである場合が多く、そのためこうした小動物と呼ばれるペットの場合にはプランターや庭に埋めて供養をしようと言う風に思われる方も多くいらっしゃいます。

しかし、こうした小動物のご遺体であってもきちんとした処置を行わなければ異臭や虫が発生してしまったり、病原菌の発生による感染症の恐れなどがございます。
また、埋めた場所によっては野鳥や野良猫等に掘り起こされてしまう恐れなどもございます。
そうした理由から近年では土葬を行いたい場合には直接ペットのご遺体を土に埋めるのではなく、一度ペット火葬を行い遺骨にした状態で土に埋めたり、庭に散骨したりなどをして供養されることをおすすめしております。

しかし、中には一度ペットの土葬を行ってからやはりトラブルが心配だからとペット火葬への移行をご希望される方もいらっしゃいます。

そんな時、

一度土葬を行ったペットを後からでもペット火葬出来るのか?

と疑問に思うかと思います。

結論から申し上げますと

 

土葬を一度行ったペットの火葬を行うことは可能でございます。

 

ただし、一度土葬を行った場合にはご遺体の様子が通常のご遺体と多少異なる場合があり、特にミイラ化している場合などについてはペットの種類によって遺骨をどのくらい残すことが出来るのか変わります。
さらに、土葬を行う深さによっては腐敗のスピードがとても遅く土に埋めた時のままに近い姿で掘り起こせてしまうこともございます。
そうした場合には再度ペット火葬を行うことは容易になります。
しかし、浅い位置に埋めておりますと空気に触れる面積や可能性が土の奥深くよりも高くなり、結果腐敗のスピードも早くなります。
そうなりますと掘り起こしたときに土とご遺体の腐敗した部分とが混ざったような状態になってしまうケースもございます。
こうした状態になっておりますと飼い主様からしてもとてもショッキングな状態になるかと思いますので、土葬を行う際にはなるべく深くに埋めるようにしましょう。
また、ペット火葬への移行を希望しペットを掘り起こす場合の注意点について次にご紹介させて頂こうと思います。

 

遺体の掘り起こし

 

ペットの遺体を掘り起こす際の注意点

一度土葬を行ったペットのご遺体を掘り起こす場合には

 

ご遺体の腐敗による菌の発生などに直接触れないために必ず防水性のある手袋をしましょう。

 

こちらを行わない場合には飼い主様が思いもよらない病気などにかかってしまう恐れがあるため、ご遺体に触れる際には必ず手袋を着用しましょう。

また、その他ペットのご遺体を掘り起こす際には

 

土などをなるべく払うようにしましょう。

 

土がついたままペット火葬を行いますと、ペットのご遺体が中々火葬されずまた土がそのまま遺骨などに焼き付いてしまうこともあるため、出来る限りでかまいませんのでペットのお体に付着した土を払ってあげるようにしましょう。

また、上記のようなことを飼い主様が行うことが難しい場合にはペット火葬・葬儀社に相談し、可能であればご遺体の掘り起こしからペット火葬まで、ペット火葬・葬儀社に代理で行って頂くような形も良いかと思います。
その他、土を払う際に流水等でお体を洗うなどされた際には必ずご遺体についた水をタオル等で拭き取りましょう。
水がそのまま付着しておりますとそこから水分や空気などによって腐敗が急速に進んでしまうこともございますので、水分や空気などには気を付けた方が良いでしょう。

また、土の中では空気に触れることが少なく腐敗のスピードもゆっくりとなりますが、掘り起こしてしまいますとまた通常のスピードでご遺体の腐敗が始まります。
ですので、ペット火葬・葬儀を行うまでの間についてはペットが亡くなった時同様になるべくお体を冷やしてあげるようにしましょう。
特に、ご遺体の内部の様子は目で見て分かりにくいため出来る限り冷凍に近しい状態にするとお体の腐敗などを遅らせることが出来るため、もしも掘り起こしてその日の内にペット火葬を行わない場合には衛生管理をしっかり行いつつ、冷凍に近しい温度を保てる場所へご遺体の安置を行うと良いでしょう。

最後に、こうして掘り起こしたペットの遺体を火葬する際の注意点などについて詳しくご説明いたします。

 

ハムスター、ジャンガリアンハムスター、ゴールデンハムスター

 

土葬後のペットの遺体をペット火葬する際の注意点

一度土葬を行ったペットのお体には多量の土が付着している場合がございます。
また、ご遺体の分解が進んでいる場合にはお体の一部が崩れていたり、ミイラ化しているなどと言った場合がございます。

こうした特殊な状況になりますと、ペットの遺骨が通常であればお体全体残るところを一部が脆くなってしまったり、部位によっては火葬の際に燃え尽きてしまう場合もあります。
ですので、土葬後にペットの遺体を火葬する際には遺骨が必ず全身残らない可能性があるということを念頭に置くと良いでしょう。

また、土の中に眠っている時間の長さによってはペットの遺骨にお体から出た体液や脂肪または土の影響から、そうした成分が遺骨に付着し色が付く場合もございます。
ですので、必ずしもペットの遺骨が白に近しいお色で火葬炉から出てくる訳ではないため、注意が必要となります。
また、遺骨にお色が付いてしまったからと言って生前の病気が影響しているとは断定出来ないため、病気の影響から遺骨にお色が付いてしまったなどと言った認識はあまりされない方は良いかと思います。
特に、通常のペット火葬であってもペットの遺骨にお色が付いてしまうことがございます。
こちらにつきましてもお体の中にある脂肪や胆汁などと言った成分が、火葬をした際に化学反応を引き起こし遺骨に付着しているという説が今のところ有力であり、遺骨に色が付着してしまっていたから病期だったとは断言出来ないため、遺骨に色が付いていた=病気だったとは限りませんのでご安心くださいませ。

また、その他土がお体に付着してしまっているペットの場合、土が邪魔をしてペットのお体まで中々火が届かないこともございます。
さらに、火葬後に土が冷えるまでには遺骨を冷やすよりも長いお時間が必要となる場合もあり、そうした理由から通常のペット火葬のお時間よりも長いお時間、ペットの火葬のための時間が必要となる可能性がございます。
ですので、立会火葬の場合には時間的な余裕を個別一任火葬の場合にはご予約順に火葬と収骨を行っているため、当日中の返骨が難しくなる可能性を視野に入れた上でペット火葬の依頼をすると良いでしょう。
また、遺骨についてはどうしても土が付着してしまう可能性もあるため、そうした際には無理に土をはがそうとすると遺骨が割れてしまう可能性もあるため、そのまま焼かれて殺菌された土と一緒に骨壺へ収骨することも検討しましょう。

以上が土葬後にペット火葬を依頼する際の注意点となります。

 

インコ、セキセイインコ

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?
ハムスターやインコなどと言った小動物が亡くなった際に、土葬をご希望される方もいらっしゃるかと思います。
しかし、そのまま土葬をしてしまいますと様々な弊害があると言った理由から、一度ペット火葬をしてから遺骨だけを土葬するなどという新しい形の土葬方法が昨今では広まりつつあります。
特に将来的な家の売却や老後の家の取り壊しなどを考えた際に、次に住む方への配慮や残された親族様への配慮のため、庭に埋めたペットのご遺体を引き取って欲しいなどと言う場合もございます。
こうした一度土葬を行ったペットであっても当店では火葬や遺骨の引き取りが可能となっております。
ですので、土葬を一度行ったペットの火葬や供養についてお困りごとがございましたら、当店までご連絡くださいませ。
24時間365日お電話お承りしております。

 

記事担当  阿部


 

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