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お線香、おりん、ペット供養
コラム

ペットの立会葬儀を行う際にお線香の本数やおりんの回数はいくつが正しい?ペット火葬の豆知識

 

はじめに

皆様はペット火葬を行う際にどのようなご葬儀をお考えでしょうか?

近年では一人暮らしのお供や子供たちの要望、そしてさらには子育てが終わった事による寂しさから子供代わりにと、様々な理由でペットを飼育し始める人が増加しております。
その結果、おおよそ30%ほど人々が犬や猫そしてハムスターなどと言った小動物を含めた様々なペットを飼育しているという調査結果もございます。
また、さらには昨今のコロナ渦によってステイホーム時間が増え自宅で過ごす時間が増えたことによって、他人との関わり合いの時間が減ったことや自宅にいる時間が増えたことでペットの飼育のための時間が確保出来るようになった、などと言ったきっかけからペットを飼育し始める方が急増しました。
また、こうしたきっかけから飼育され始めたペットは何も犬や猫などだけではありません。
ハムスターやインコそして爬虫類などと言った小動物も飼育の対象となり、様々なペットがペットショップ等で販売されております。

こうした世間の動きの中でペットと過ごす時間や触れ合う機会が増えたことで、以前よりもより身近な存在となりつつあるペットたちですが、その立ち位置も以前のような使役動物のような立ち位置ではなく、家族のような存在であるコンパニオンアニマルとしての立ち位置を確立しつつあります。
そのため、ペットはただの愛玩動物ではなく家族でありだから出来る限り人に近しい生活を共に過ごさせてあげたいと希望される方は昨今増加傾向にございます。

そうした動きに合わせてペットが亡くなった際のペットのご遺体の処置の方法も変わりつつあります。
以前ですと、保健所等へ連絡し一般ゴミと一緒にペットを回収してもらいそのまま処理をすると言った場合が多くございましたが、昨今ですとペットも家族だからとそうした処理を行うのは嫌だと言った方向けに「ペット火葬」と呼ばれるペットの葬儀・火葬サービスが注目を集めております。
こちらのペット火葬というものはその名の通り、ペット専門の火葬サービスであり今までとの大きな違いとしては、一匹ずつペットを火葬し飼い主様に遺骨の返骨が可能であると言った点になるかと思います。
ですので、以前とは違い亡くなったペットの遺骨を手元に置き人と同じようにお墓や納骨堂等で供養が可能となったという点が特に今までとは異なっていると言えるでしょう。

また、ペット火葬の場合にはプランによって飼い主様立会いのもと亡くなったペットの葬儀・火葬・収骨までを行うプランなどもございます。

そして今回は、そんな飼い主様立会いのもと行うペット火葬プランの中で多くご質問いただく

 

ペットのご霊前にあげるお線香の数は?

おりんは何回鳴らしたらいいの?

 

と言った、ペットの葬儀に関する疑問について詳しくご説明させていただこうと思います。

 

ペット供養

 

お線香やおりんの回数と宗教について

日本では八百万の神々と言った言葉があるように、他国と比べて日本では様々な神様が信仰の対象となっている珍しい国となります。
そのため、飼い主様によって信仰されている宗教が異なったり、最近では信仰する宗教を持たない無宗教の方も増えつつあります。
そのような中でも日本で最も信仰されている宗教は

 

仏教

1,天台宗系

2,真言宗系

3,浄土宗系

4,禅宗系

5,日蓮宗系神道

 

以上が日本で信仰されている方の多い宗教となります。

また、信仰されている宗教の宗派やそこからさらに派生した派によって、儀式の方法や霊の供養方法が異なります。
例えば、主に神社系である神道の場合にはお線香やおりんなどを使用しません。
ですので、神道系の宗教を信仰していらっしゃる飼い主様の場合にはお線香やおりんなどはあまり馴染みのないものとなる場合もあるかと思います。

逆に、仏教系統の場合にはお線香やおりんなどを使用する場合が多くございます。
特にお線香は魂がまっすぐ天へと昇れるようにであったり、お香の香りによって心で故人と交流をするため、さらにはお線香の香りによって仏壇や参拝者を清めると言った意味合いも持つと言われております。
また、おりんにつきましては読経を始める合図や終わりの合図であったり、またそれを仏様の世界へ告げる合図であったり、澄んだおりんの音で邪気を払うためであったりなど様々な意味を持つとされております。

では、なぜこうしたいくつかの意味を持つのか?

その理由は、同じ仏教であっても宗派ごとにおりんやお線香の持つ意味が若干違う場合があり、またその違いによってご霊前にあげるお線香の数であったり、おりんを鳴らす回数などが異なるとされております。
例えば

 

真言宗…おりんは2回鳴らす。1回目と2回目では強さを変える。

曹洞宗(禅宗系)…おりんは3回もしくは、内側を2回鳴らす。

浄土宗…おりんは読経の際にのみ鳴らすため、読経をしないお参りの時等には鳴らさない。

 

以上となっております。
こちらはあくまでも一例となり、宗派やお寺によって作法が異なる場合があるため不明な場合は檀家さんに確認を行うと良いでしょう。
また、お線香の場合には

 

天台宗・真言宗…お線香は3本でお線香を逆三角形になるようにお供えする。

禅宗・浄土宗…お線香は1本。場合によっては1本を2つに折り、寝かせてお供えする。

日蓮宗…お線香は1本または3本お供えする。

 

以上となっており、宗派だけではなくお寺によって本数や作法などが異なる他、香炉に立てる場合と寝かせる場合など様々なお線香の上げ方があるため、こちらも不明な場合には檀家さんに確認などをすると良いかと思います。

ただし、昨今では宗教に対する信仰心などが薄れお祈りをする方の気持ちを第一にする場合もあるため、信仰していらっしゃる宗教があるかどうかやその宗教にどこまで熱心に信仰をしていらっしゃるかに合わせてお祈りをされる場合もあるため必ずしも決まった形式でなければならないと言ったことはあまりありません。
ただし、葬儀式に参列される場合には喪主様の信仰する宗教を事前に確認することや、葬儀社の指示に従い宗派に合わせたお祈りを行った方が良いでしょう。

続きまして、こうした宗教によって異なるおりんやお線香をペットの葬儀であげる場合にはどのような形が適切か?について詳しくご説明させていただこうと思います。

 

ペット供養

 

ペット火葬の場合のお線香やおりんについて

ペットの葬儀の場合には実は

 

特定の宗教に合わせて葬儀式を行う必要はない

 

とされている場合が多く、人の葬儀の場合の一般例とされている仏教形式での葬儀形態を取っている場合が多くございますが、実際には必ずしも決まった宗派の葬儀式の形態を取っている訳ではありません。
むしろ、ペットは仏教上では畜生と言った扱いとなり人とは異なる宗教観として今まで扱われてきたため、ペットに仏教の思想を当てはめにくいと言った特徴もございます。

そのため、お寺によってはペットと一緒に供養を行ってしまうと極楽浄土へ行けなかったり、仏様になれなくなってしまう、妨げになってしまうと言った考えを持つ場合もあり、古くからあるお寺などはこのような傾向が強いためペットと一緒にお墓に入ることが出来ないなどの特徴があります。
ですので、ペットの供養を行う場合やペットと一緒に入ることが出来るお墓などは大抵の場合には宗教フリーである場合が多くございます。

このように、ペットの場合には宗教にとらわれない形での葬儀式や供養の思想がペット火葬社側の中では一般的となります。

ですので、飼い主様の信仰する宗教に合わせた柔軟な葬儀式を執り行いやすいと言った特徴もございます。
また、宗教的な考え方があまりないため宗教的な部分を考えた葬儀社選びなどをしなくても良いと言った利点もございます。
ただし、昨今の無宗教的な考えから飼い主様の信仰する宗教に合わせて葬儀式を行うと言っても、そもそも飼い主様が特別熱心に信仰していらっしゃる宗教が無いと言った場合も多く、そうした事情から一般的な葬儀方法である仏教の形式に合わせた葬儀を行う場合が多くございます。
そして、こうした事情からペット火葬の場合には

 

おりんの回数やお線香の本数に決まりがない

 

と言った特徴がございます。
ただし、こちらはあくまでもお寺や住職などが関わらない場合のペット火葬であり、お寺や住職などに行って頂くペット火葬の場合にはそのお寺や住職の信仰する宗教に合わせた葬儀方法となるため、事前に確認を行った方が良いでしょう。
また、こうした理由から

 

飼い主様の気持ちに合わせておりんやお線香をあげていただく

 

と言った場合が多くございますが、こうしたざっくりした指示では困惑してしまう方も多いかと思いますので、当店では

おりんは1~2回、お線香は1本~3本

とさせていただいており、またお線香をあげるスペースなどの関係から大抵の場合にはお線香は1本だけあげるケースの方が多くございます。
ですので、こちらを目安にしていただければ大抵の場合には良いかと思います。
ただし、こちらはあくまでも目安でありペット火葬社によっては別の回数指示などがある可能性もございます。
そうした場合には葬儀式を信仰するペット火葬スタッフの指示に従って頂ければと思います。
ですが、特に指示等が無い場合には上記のおりん1~2回、お線香1本~3本を目安におりんやお線香をあげていただくことが無難かと思います。

さらに、出張形式のペット火葬を行う場合には外での葬儀式となるためお線香の火がつきにくい場合などがあり、飼い主様が蝋燭から直接火をつけられない場合もあり、そうした場合にはペット火葬社のスタッフの方でお線香に火をつける場合もございます。
このように、ペットの場合には外での葬儀式を行う場合もあるため一般的な宗教風習にとらわれることなく、しかし、ペットがしっかりとご供養されるようにと配慮し柔軟なお見送りをさせていただいている場合が多くございます。

以上がペット火葬の場合のおりんやお線香のあげかたとなります。
最後に、その他知っておくと便利なペットの葬儀を行う際の豆知識をご説明させていただこうと思います。

 

ダックスフンド、犬、小型犬

 

その他知っておくと便利なペット葬儀の豆知識

ペットのご葬儀の流れは大抵の場合

 

1,亡くなったペットを所定の位置へお寝かせ頂く

2,亡くなったペットのご霊前にお供え物をしていただく

3,おりん・お線香・お焼香・読経などを上げお祈りをします

4,ペットとの最後のお別れをした後、出棺

 

となります。
流れとしては人のご葬儀よりも簡単なものである場合が多く、所要時間は飼い主様により異なりますが10分~20分程である場合が多いです。
その理由としましては、飼い主様がお仕事等の事情から長くお時間を取ることが難しい場合が多いため、ご葬儀等が簡単な形式になっている場合が多くございます。
ですので、ペットの葬儀にも人と同じくらい長い時間がかかるのだろうか…と心配される必要はあまりございませんのでご安心くださいませ。
ただし、ペット火葬社によっては人のご葬儀のように半日ほどかけてご葬儀から火葬そして収骨までを行う場合もあるため、ご希望のペット葬儀プランに合わせてこうしたオプションをお選びいただければと思います。
また、ペットの葬儀の場合には

 

ペットを棺に入れた状態ではなく所定の位置へお寝かせする形

 

での出棺となる場合が多いため、ペットをお寝かせしていた棺からペットを一度ご移動する必要がある場合が多いため、棺からご移動しやすいように立会での火葬の場合にはあまり棺を華やかにしない方が良いでしょう。
特に、お花などを亡くなったペットの周りに敷き詰めて頂いている場合が多くございますが、一度お体をご移動する際にこうしたお花も一緒に移動する必要があるため、少して惑う場合がございます。
ですので、立会での火葬をご希望の場合にはお花やお供え物等は棺の中ではなく別でご用意しておくと、スムーズにペットを所定の位置へお寝かせし直す事が出来るかと思います。
また、お供え物をご霊前に出来るお時間がある場合が多いため、事前にご霊前にお供えするための

 

・ごはん

・おやつ

・お手紙

・お花

・お写真

 

等のペットと一緒に火葬を行えるものを用意すると良いでしょう。
また、ごはんやおやつをお供えする際にはペット火葬社によって形式が異なりますが大抵の場合には

 

ビニール等の有害物質が発生するパッケージから出してお供えする

 

ため、小分けにされていないおやつやごはんの場合にはそのまま全部入れることが難しいこともあるため、大きな袋に入ったおやつやごはんの場合には少し注意が必要となります。

また、器等に入れたい場合には紙製品の器が好ましいとされておりますが、紙皿などの場合には食事当を乗せても濡れにくいようにそしてヨレたりしにくいような加工がされているため、あまり火葬には向かないとされております。
ですので、折り紙やコピー用紙などを利用し簡易的な器を作る方が好ましいでしょう。
また、ご霊前にお供えする量としても簡易的な紙の器の中に納まる程度の量が適切なため、こちらを目安にご用意いただくような形が良いでしょう。

以上がペットの葬儀を行う際のワンポイントとなります。

 

犬、中型犬

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?
ペットの葬儀には宗教的な考え方があまり無いため、飼い主様によっては困ってしまう場合も多くあるかと思います。
特に、飼い主様の信仰する宗教に合わせておりんやお線香をあげてくださいと指示されたとしても、そもそも信仰する宗教がないと言った場合も最近は少なくはありません。
また、その他信仰する宗教というよりは亡くなった際にお世話になるお寺等はあるが、特別熱心に信仰をしている訳ではないから作法等が分からないなどということも多くございます。
そうした場合には、飼い主様のお気持ちに合わせておりんやお線香そしてお焼香などをあげていただくのが良いでしょう。
また、ペット火葬社の方で決まった宗教形式がある場合にはそちらに合わせて指示などがあるかと思いますので、そちらに合わせてお祈り等を行うような形が分かりやすいでしょう。
さらに、ペットの葬儀の場合には宗教的な概念がほとんどないため何か決まった作法を行わなければ、ペットが天国へ行けなかったり虹の橋を渡れなかったりなどということはございませんのでご安心くださいませ。
それよりも、ペットのご冥福をお祈りする飼い主様のお気持ちが何よりのご供養となるかと思いますので、飼い主様が納得できるお祈りの方法をしていただくのが一番大切なこととなるかと思います。
ですので、ペットの葬儀に関して飼い主様のご希望やご要望等がございましたらいつでもご相談くださいませ。
また、その他ペットの葬儀に関する疑問や質問などございましたら24時間いつでもお電話またはライン@からの対応が可能となっておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

記事担当  阿部


 

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