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子犬、犬
コラム

幼いペットが亡くなってしまったら?死産や生まれて間もないペットの火葬と遺骨について

 

はじめに

昨今のペットブームで新しくペットをご自宅でお迎えされる方はここ数年で非常に増えております。
その中でも、新しくお迎えをしたペットの事を凄く気に入りそのペットの繁殖をご自宅で行いたいと思い、繁殖を行っている方やこれから行おうと思っている方も中にはいらっしゃるかと思います。

 

特に、小動物であればハムスターなどのげっ歯類は元々の種族上非常に子供の生まれやすい生き物でございます。
そうした理由から、ハムスターなどは特に雄と雌のペアをお迎えしたり、その子孫からさらに繁殖を行っているという方も多くいらっしゃいます。

特にハムスターの場合には寿命が短いからこそおおよそ4日周期で雌の発情期がやってきます。
また、妊娠から出産までの期間が16日~18日と人と比べかなり早い周期で妊娠から出産までを行います。
さらに、犬や猫も発情期が年2回ほどある生き物となり、こちらの妊娠から出産までの期間も犬は58日~68日、猫は65日とおおよそ2ヶ月前後となっております。

このようにハムスターや犬・猫など比較的繁殖がしやすいとされている生き物の多くが繁殖が出来るタイミングが年に複数回あることや出産までの期間が短いことで次の繁殖に備えることが出来るなどと言った理由を持ちます。

また、こうした繁殖のしやすい動物の特徴として

 

生まれてくる個体数が多い

 

と言った特徴があります。
しかし、これはあくまでも生まれてくる個体数が多いだけであってその個体が全て大人になれるわけではありません。
今回はそんな繁殖を行った場合にどうしてもリスクとして付きまとう

 

死産・生まれたばかりのペットが亡くなってしまったら?

 

と言った問題について詳しくお話をさせていただきます。

 

子犬、犬

 

1,生まれて間もない生き物は実は生存率が低い?

昨今動物達への課題となっている

 

多頭飼育崩壊

野良猫問題

 

などの言葉を聞いていると避妊去勢をおこなっていなければ、親個体から生まれてきた子供の個体は全員成熟をしてさらに繁殖し、そして無尽蔵にペット達が繁殖し続けてしまうと印象を持ってしまう方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし、実際問題

 

生まれてきてもそのうちの数十%から半分くらいの個体は大人になる前に亡くなってしまう

 

というのが現実にあり例えば

 

野良猫の生存率は50%

 

と言われております。
このように実は沢山いるように見える猫たちですがそのおおよそ半分は野生環境下では生きていくことが難しく子猫のうちに亡くなってしまうというのが現実問題にございます。
さらに、室内で飼育されていたとしても

 

子犬・子猫の死亡率 20%~30%

 

と言われております。
ですので、実は今ご自宅ですくすくと成長をしてくれている動物達はこうした生存競争に勝ち抜いた子たちであり、その背景には大人になることが出来なかった動物達が数多く存在しております。
しかしながら、ペットショップ等で見かける子犬や子猫たちの多くはこうした死亡しやすい時期を超えた子犬や子猫達となるため、子犬や子猫のうちに亡くなってしまうという印象は非常に薄いですが、実際問題繁殖をするとこの実は子犬や子猫のうちに亡くなってしまう個体数の多さに直面をすることになります。
そう言った際に

 

自分の育て方が悪かったから亡くなってしまった

 

と思う方も多くいらっしゃるかとは思いますが、こうした背景には

 

生まれても数十パーセントは亡くなってしまうから、繁殖をするために多くの子供が生まれる

 

という形になるため、幼い生き物にはほぼ必ず死がつきものとなります。
特に、母個体の体の調子や年齢そして何より生活環境にもよっても元気に生まれてくることが出来る個体数も異なり、特に初産や若い年齢での出産の場合には死産や未熟児が多く生まれて来てしまうこともございます。
このように、生まれてくる個体数が多く繁殖がしやすいとされている生き物の多くが実は、繁殖はしやすいし個体数が多く生まれてくるがその全ての個体が大人まで生きていくことが出来ない可能性が非常に高いと言ったことを念頭に入れて繁殖を行った方が良いでしょう。
特に、死産や未熟児が生まれてしまう理由などには母個体の栄養不足や年齢なども関係してきますので適切な栄養と年齢を考えて繁殖を行った方が良いでしょう。
また、繁殖だけではなく野良猫を拾った際などもに繁殖力が強い生き物=体の強い生き物という考え方ではなく、繁殖力が強いということはそれだけ亡くなってしまう個体も多いということを念頭に入れて具合が悪くなったらその当日に対応をするよう心がけた方が良いでしょう。

特に

 

幼い生き物は免疫力が低く、体の機能も未成熟

 

であるため、ちょっとした事が突然死を引き起こします。
例えば、

 

胃捻転、胃拡張、心疾患、低血糖、その他疾患

 

と言った問題です。
特に、生まれつき体に疾患を持っている子供の個体も多くございます。
こういった疾患障害が原因となって亡くなってしまうケースも多くあるため、必ず病院へ行きこういった疾患については早期に確認を行うと良いでしょう。
また、まだ幼い生き物の場合には

 

低血糖

 

を起こしてしまうことが実は多くございます。
理由としては、まだ体が成熟していない幼い個体の場合には肝機能なども大人に比べて低く、そのためこまめに栄養補給を行ってあげなくては体の中に本来必要なブドウ糖が足りなくなってしまうのです。
そのため、幼い動物達の多くが

 

日に数回の食事を必要とする

 

のです。
もちろん、食事を沢山与えれば良いということもなく胃の機能もきちんと成熟していないため多く上げすぎてしまうとやはり胃に負担がかかり、胃の病気を引き起こす原因となります。
そのためまだ幼い生き物の場合には必ず、決められた量のご飯を決められた時間に日に数回必ず食べさせてあげるようにしましょう。
また、先にも記載した通り生まれて間もない個体は栄養吸収率も大人に比べて低いため食欲不振がそのまま死に直結してしまいます。
ですので、ちょっとでもおかしいと思った際には

 

具合が悪くなった当日に病院へ連れて行く

 

ということを幼少期の間には心がけた方が良いでしょう。
特に、低血糖については要注意をして食べていない時間と低血糖の症状を確認してすぐに動物病院へ連絡をしましょう。
さらに幼い個体の場合には

 

免疫力が低いため感染症にも非常に弱い

 

と言った特徴もあるため、感染症対策などもしっかりと取りましょう。
特に外へ行くことは感染リスクをあげてしまう可能性があるため、お迎えしてしばらくはお散歩などは控えるように言われるケースも多くあるかと思います。
また、そうした期間の間外に出なくとも飼い主様自身が感染症を他の生き物に触れた際などに持ってきてしまう可能性もありますので、そうした外界との接し方も幼い生き物がご自宅にいる際には気を付けてあげることが死亡リスクを減らすことが出来るかと思います。
このように、幼い生き物の場合にはまだ体が成熟しきっていないことから未熟児でなくとも死のリスクが多くございます。
そのため、未熟児の個体でない場合でも体が成熟するまでの間は注意深く様子を見てあげましょう。
また、

未熟児・疾患や感染症・その他事故等

が原因してしまい大切な幼い動物が死産または生まれて間もなく亡くなってしまった場合にどのようにしたら良いかについて次にご紹介させていただきます。

 

子猫、猫

 

2,死産・生まれて間もないペットが亡くなってしまったら?

この世に生を受けても必ずしも全ての生き物が生き延びることが出来ないと言った自然の厳しさの中で、残念ながら死産や生まれて間もなくペットが亡くなってしまった際には下記のような形でまずは体の処置もしくは各所への連絡を行ってください。

 

死産の場合

母体から出て直ぐ呼吸の確認が取れず死産をしてしまった場合には、まず体をぬるま湯などで綺麗に洗ってあげてください。
特に母体から生まれる過程で羊水や血液などが体についてしまっている他、母体の中で排泄なども行っているため羊水などで体が汚れたままにせず、ぬるま湯などで綺麗に洗ってあげてから乾いたタオルで良く拭いてあげましょう。
この時、あまり力を加えすぎると骨が折れてしまう可能性があるので優しくタオルで拭いてあげてください。
その後、タオルに包んで氷や保冷剤で体を冷やしてあげて下さい。

 

生まれて間もないペットの場合

まずは亡くなってしまった原因がウイルスなどの感染症の疑いがあるかどうかの確認を行った方が良いでしょう。
感染症の疑いがあり同種の生き物を同じ空間で飼育している場合には二次感染をしてしまう可能性があるため、直ぐに隔離をすることや消毒を行ったりしましょう。
特にパルボウイルスなどは非常に感染力が強いため良く消毒をして同種のペットに感染をさせないよう気を付けましょう。
ただし、パルボウイルスについては犬には犬、猫には猫の名称は同じであっても構成が違うパルボウイルスが存在しており、他の生物特に人に感染することは基本的にはありません。
しかし、その他の感染症もいくつかあるため感染症の疑いがある場合には動物病院へ相談しましょう。
また、事故などが原因で亡くなってしまい外傷がある場合にはその外傷からお体が悪くなりやすくなってしまうため、外傷が大きい場合にが動物病院へ行き縫合をしてもらったりなどすると良いでしょう。
外傷がある程度小さい場合には傷口にガーゼなどを当ててあげたりしてください。
また、小動物の特にハムスターの子食いの場合には体の大半が亡くなってしまっていることや、それに伴い外傷も酷い場合が多いため、直ぐに母親の元から取り上げて当日出来る限り早めに火葬や供養をしてあげるようにしましょう。
さらに、その際小さいハムスターさんの場合には体を綺麗にすることが難しいため、そのまま柔らかなティッシュに包んであげるような形を取ってなるべく外気に触れないようにタッパー等にそのまま一時的に安置をした方が良いでしょう。
その他、ウイルスなどの感染症や外的な要因ではなく体の弱さから亡くなってしまった場合には、通常通りの安置方法でしっかりお体を冷やして安置をしてあげてください。

 

生まれて間もない子犬の場合(生後90日以内)

90日以内に犬が亡くなってしまった際には市区町村への登録が出来ない期間のため、亡くなった際の提出物などは特に必要がございません。
ただし、亡くなってしまった原因がウイルスなどの感染症で亡くなってしまった可能性がある場合には動物病院等へお問合せをした方が良いでしょう。
また、同居の犬がいる場合には十分に気を付けましょう。

 

生まれて間もない子犬の場合(生後90日以上)

生後90日を過ぎた子犬には各市区町村への登録が義務付けられております。
そのため、生後90日を過ぎ登録を行っている子犬の場合には「犬の死亡届」の提出が義務付けられておりますので、子犬だから、飼って直ぐだからと言って死亡届を提出しなくても良いと言ったルールはありませんので、必ず犬の死亡届の提出を行いましょう。
ただし、まだ登録を行っていなかった場合や登録を行ったが鑑札が届いてない、まだ登録の処理が終わってないなどの場合であっても、各市区町村の犬の死亡届提出先に連絡をし、事情を伝えた上で死亡してしまったことを必ず伝えましょう。

 

生まれて間もないペットが亡くなった場合(ペットショップ・ブリーダーからの購入)
ペットショップやブリーダーからお迎えしたペットが早急に亡くなってしまった場合には、必ず各ペットショップやブリーダーにお問合せをした方が良いでしょう。
基本的に購入して一定期間内に事故死や感染症(母体から引き継いでいる場合を除く)などお迎えをしてからの環境や生活によって亡くなってしまった場合ではなく、元々体にあった疾患症状が原因となりなおかつその説明をされていなかった場合など、販売側の問題で亡くなってしまった場合には保証対象となる場合がございます。
ただし、こうした保証を受けるためには亡くなってしまった原因追及が必要となるため、動物病院へ行き死亡解剖を行って頂かなくてはならない形となることが多いため気を付けましょう。

 

以上が死産をしてしまった際や生まれて間もないペットが亡くなってしまった場合にすべきこととなります。
ご自宅で生まれたペットさんの多くが生まれて直ぐから数十日以内の乳離れをするまでの期間が非常に体の免疫が低く、まだ体もかなり弱い期間となります。
特に母親の乳には免疫成分が含まれている場合が多く、そのため母乳をきちんと摂取することが出来ないと免疫力が下がり亡くなりやすくなってしまうと言った特徴があります。
特に乳離れをまだしていない子猫を拾っても亡くなってしまう理由の大半がこの母乳から本来得られる免疫が得られないことが原因となります。
そのため、乳離れをするまでの間は非常に注意深く母子共に健康状態をチェックしてあげると良いでしょう。
また、育児放棄をしてしまった場合には免疫などの関係から動物病院へ相談をして、健康状態のチェックやあげた方が良い食事や体調不良の見分け方などをしっかりと教えていただいた状態で人工飼育をした方が良いでしょう。
特に、野生本能の強い生き物の場合には生存率を高めるため体の弱い個体は育児放棄をして、その分元気な個体の面倒を見ると言った気質があるため、育児放棄をしてしまう可能性もあることを視野に入れて繁殖を行い、また、人工飼育の場合の生存率なども確認した上で上手く接していくと良いでしょう。
それでは最後に亡くなってしまった幼いペットたちの火葬についてご説明をさせていただきます。

 

子猫、猫

 

3,死産・生まれて間もないペットの火葬の際に注意をすべきこと

まず、死産をしてしまったペットの火葬についてとなりますが

 

お体の状態によって骨の残り方がまちまち

 

である事がほとんどとなります。
この生き物だから死産をしても骨が必ず残る、この生き物だと死産の場合には骨が全く残らないと言うよりは

 

母体の中でどこまで骨の形成がされていたか?

 

と言った部分が最重要な部分となります。
特に死産の主な原因が未熟児でと言った理由となります。
その場合には一般的な幼い生き物に比べて体だけではなく骨も丈夫ではないことがほとんどとなるため、遺骨についてはかなり残りにくい傾向がございます。
さらには、卵から生まれてくる動物ではなく、母体から産道を通って生まれてくる生き物の場合には

 

産道を通るため頭の骨がかなり柔らかく、また隙間がある

 

と言った特徴がございます。
そのため、人の場合も同様となりますが頭蓋骨がブロックごとに分かれており、そのブロックが大人になれば段々とひと繋ぎになっていくところなのですが、生まれてすぐの生き物の場合にはまだひと繋ぎにはなっていないため

 

頭蓋骨がブロック毎に多少残る

 

という形になります。
なぜ多少かともうしますと先に申し上げた通り、産道を通るためにかなり柔らかくまたまだ薄い未発達な骨のためかなり残りにくいという特徴がございます。
そのため体の状態によってどのくらい残るのかはかなり左右されます。
また

 

生後~体が成熟するまでの期間

 

は体が大きくなっていく成長過程にも対応が出来るように骨が未発達の状態となっており、そうした理由から生まれてしばらく経っていたとしても

 

体が成熟するまでは火葬を行っても骨が残りにくい可能性がある

 

事を念頭に入れてペット火葬、特に返骨のあるプランを希望された方が良いでしょう。
特に先に記した通り

 

体が成熟するまでの間は頭蓋骨が非常に残りにくい

 

と言った特徴があるため、火葬後にショックを受けないためにも事前に骨の残り方などは確認をしておいた方が良いでしょう。

また、当店では

 

・死産をした子犬

・死産をした子猫

・死産をした子ウサギ

・死産をした中型のげっ歯類(デグー、ミュンスタークイ)

 

の返骨のあるご葬儀を行わせていただいた実績がございます。
ただし、ご葬儀前に必ず飼い主様に上記のような説明を行わせていただきご納得いただいてからの火葬となります。
また、上記に記したペットは一例となり、さらに、同様のペットであれば遺骨を必ず残せると言った補償ではございません。
あくまでもご本人様のお体の状態によって遺骨の残り方は左右されますのでご注意ください。
ですが、当店では

 

埼玉県川口市で唯一の小動物専門の火葬スタッフ

 

が在籍しており、死産をしたデグーや死産をした未熟児の子ウサギの火葬等も執り行い、その子の体で残すことが出来る最大限のお骨を残してあげられるよう最新の注意を払い火葬を執り行わせていただいております。
ですので

 

死産をしてしまったペットの火葬を行いたい場合

生まれてまだ間もないペットの火葬を行いたい場合

 

にはぜひ当店へご相談ください。
大切なご家族様の遺骨が少しでも多くお家へお帰りになれるよう真心と確かな技術でご葬儀を行わせていただきます。

 

犬、子犬、トイプードル

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?
昨今ペット=家族と言った文化が進んでいく中で、人の場合とは違いペットとして飼育が出来る生き物の多くは幼いうちからなくなってしまうリスクと戦いながら生まれてきます。
そんな一生懸命に生まれてきたペットの火葬と、何よりも遺骨を残してあげたいという飼い主様のお気持ちをしっかりと受け止めて当店ではそうした通常とは異なる状態のペットさんの火葬もお承りし、最大限遺骨のお返しが出来るよう努めております。
ですので、こうした死産をしてしまったり、生まれて間もないペットの火葬も諦めてしまうのではなくまずは当店までご相談ください。
専門のスタッフが24時間365日いつでもお電話にてご相談お承りしております。

 

 

記事担当 阿部


 

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