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犬、柴犬、中型犬
コラム

犬や猫等とより良く過ごすために環境エンリッチメントとその環境がで暮らすペットが亡くなったら

 

はじめに

 

皆さんはペットと暮らす上でどのような事に気を付けていますか?
例えば健康面を気にしてご飯を避妊去勢専用の物を与えたりなどしている方もいらっしゃるかと思います。
その他、犬や猫などが滑って怪我をしないようにと、フローリングの床に滑りにくくなるための工夫を凝らしている方もいらっしゃいます。
また、家の中にある犬や猫などにとっては危険な物に触れさせないようにと、ケージなどに入れてあげている場合もあるかと思います。
このようにペットと暮らす上で様々気を付けることなどがございます。
特に犬や猫などのペットのことを思い、より良い環境で育ててあげようと思う飼い主様は多くいらっしゃるかと思います。
そこで様々なペットアイテムなどを購入し、家の中をペットのために改造をする人もいます。
こうした事によってペットの中に眠る野性的な部分を引き出すことを環境エンリッチメントと言います。
さらに、猫などとねこじゃらしで遊んだり犬とのキャッチボールをすることで、野性的な部分を刺激するような事を感覚エンリッチメント等とも言います。
こうした環境エンリッチメントを意識したペットの飼い方などが最近では注目を浴びつつあり、こうした工夫を凝らすことによってより良くペットと暮らすことが出来る環境作りが出来るのではないかと言われております。
そこで今回は

環境エンリッチメントってなに?

犬や猫などのペットとより良く過ごすための環境エンリッチメントについて

ご紹介していこうと思います。

 

 

ライオン、動物園

 

環境エンリッチメントについて

 

環境エンリッチメントとは動物福祉の観点から動物が人の飼育下で過ごす際に、その環境を動物の福祉や健康面等に特化した形に変えることを言います。
特に、本来であれば野生で暮らしているライオンやクマなどと言った動物が人の飼育下で暮らす際に、その動物らしさがなくなってしまうことがございます。
例えば自分で狩りをしなくなったり、運動をしなくなったりなどといった物になります。
こうした事例の背景にはその動物に必要な自然の刺激や行動、心のあり方などが人の飼育下では必要がないということが原因にございます。
例えば、自分で狩りをしなくとも勝手にご飯が出てくる環境にいたり、ご飯の量も飢える事無く十分な量のご飯が与えられていたりなどすると、その動物は自分でご飯を得ようとする野性的な部分が欠落してしまいます。
猫などにおいても野良猫ですと自分たちで狩りをしたりなどしてご飯を獲ますが、飼い猫などの場合はそうした狩りが出来ない猫がいたりなどします。
また、喧嘩をする必要がないため心の面で弱い部分が出来てしまうペットもいます。
例えば、本来であるならば狩りなどをする狩猟犬などであっても、狩猟が出来ず寂しがりやの犬の場合には飼い主様がいないとそわそわしたり、吠えてしまうなどです。
その他、犬を甘やかしてしまったがためにきちんとした主従関係が出来ず、いたずらや無駄吠えなどが起こってしまい躾がうまくできないなどといったこともあります。
こうした問題によってその動物らしさがなくなってしまうとともに、健康面や精神的な面に関しても悪影響を及ぼすことがあります。
そこで、動物たちの暮らす環境や飼育方法に変化を加えて自然界に近い刺激や選択肢を用意し、その動物らしい行動や心の在り方を引き出すようにする必要があります。
そして、人の飼育下で暮らすペットに動物らしい活動と行動の多様性を持たせて、野生動物に近い行動を引き出すことを目的としているのが、環境エンリッチメントというものになります。
そして、環境エンリッチメントはさらに細かい5つの種類に分けることが出来ます。

 

環境エンリッチメント種類

1,採食エンリッチメント
2,空間エンリッチメント
3,感覚エンリッチメント
4,社会的エンリッチメント
5,認知エンリッチメント

 

以上の5つの環境エンリッチメントがございます。
それぞれの詳細としては

 

1,採食エンリッチメント
採食エンリッチメントとは食事を人の手からあげてしまうと、自分で取る必要がないため食事のために本来必要な運動や行動などをする必要がなくなってしまい、肥満や運動不足の原因とならないようにするための考え。
例えば、ただ餌をあげるのではなくおもちゃなどに入れたり、狩りに近しい形で部屋のどこかへ隠してそれを見つけてもらうなど、ただ食事を出すというのではなく食事を獲る為に動物らしい行動や考え方をしてもらうこととなります。
こうした工夫は犬の肥満防止や食べ過ぎ防止用としてご飯を入れるおもちゃなどが良い例になるかと思います。

 

2,空間エンリッチメント
空間エンリッチメントとはその動物が暮らす環境をより自然に近しい物にすることとなります。
例えば、爬虫類などの場合床材を敷いたり流木などをケースの中に入れ、自然に近しい環境を整えてあげることでストレスを感じにくくさせるなどの効果があります。
また、うさぎの場合などは隠れるためのスペースなどを用意してあげるだけで、落ち着きがなくそわそわしてしまったり最悪の場合ストレスから自傷行為におよんでしまうなどの異常行動が格段に落ち着くなどの効果もございます。
その他、犬の場合には走る回ることの出来る広いスペースや猫の場合ですと木登りの代わりにキャットタワーを設置してあげるなど、その動物が野生環境で取る行動を引き出すことが出来るような空間作りを心がけると良いでしょう。

 

3,感覚エンリッチメント
感覚エンリッチメントとはその動物が持つ嗅覚・聴覚・視覚などの感覚に刺激を与えることとなります。
例えば、猫じゃらしなどを使い遊んであげることで猫が本来持つ狩猟の本能を呼び覚ますことなどを指します。
さらに、犬の場合であれば音の鳴るおもちゃやボールなどを使い遊んであげることで、古く人間とパートナーになって狩猟採集をしていた頃の本能を引き出すことなどが出来ます。
さらに、感覚エンリッチメントはペットに取って重要な役割があり、それは人と暮らす環境で鈍くなった感覚を取り戻す効果が期待できるからです。
例えば、嗅覚などが衰えてしまえば食べてしまってはいけない物でも食べ物だと間違えて食べてしまったり、また家の中であれば遠くを見たり逃げる獲物を捉える必要がないため視覚が衰えてしまう可能性がございます。
ですので、こうした感覚が鈍くなってしまわないようにおもちゃや道具を使い、野生に近しい嗅覚や聴覚・視覚を与えることが重要なこととなります。

 

4,社会的エンリッチメント

社会的エンリッチメントとはその名の通り、その動物が野生環境で形成している社会性などを重視した環境作りとなります。
どういったことかと申しますと、例えばファンシーラットやインコなど一定数以上の同族と共に暮らす環境下が本来の野性的な姿である場合、ペットとして飼う場合には1匹ではなく複数匹同時に飼うなどの工夫をすることを指します。
また、フクロウモモンガなどもまた自然環境では4匹以上のコロニーを作り集団生活をしている場合が多くあり、そうしたペットを飼う場合には1匹では寂しがる可能性があるため複数匹飼ってあげるなどするのも良いでしょう。
特に、妊娠出産を望む場合には雄と雌のつがいで飼育するのもおすすめです。
ただし、妊娠出産で子供が沢山出来てしまうリスクなどもございますので、ご自宅の飼育環境に合わせて一緒に飼う性別を選びましょう。
また、中には夫婦であれば問題ないけれども雄同士や雌同士では縄張り争いをしてしまうこともあるため、事前にペットの縄張り意識について調べておくことをおすすめします。

 

5,認知エンリッチメント
認知エンリッチメントとは簡単には説くことの出来ない複雑な問題を解くことで、その動物の知性に良い刺激を与えようとすることです。
例えば、飼育環境ではごはんを自分で獲る必要がないためそこに必要な知性が低下してしまうこともございます。
そこで、ごはんを複数の課題をクリアすることによって獲ることが出来るようにする、などの工夫を凝らすことで考えてご飯を食べるという知性への刺激を与えることが出来ます。
こうした工夫をすることでペットがより考えて行動する必要性を感じるため、認知機能をしっかりと働かせるようになります。
ですので、ペットの認知症などの不安がある場合には人と同様にこのような知性を必要とする工夫を凝らしてあげるのも良いでしょう。

 

以上が環境エンリッチメントのご説明になります。
続きまして、環境エンリッチメントを活用するメリット・デメリットについてご説明させて頂こうと思います。

 

猫、キャットタワー

 

環境エンリッチメントを整えるメリット・デメリット

 

環境エンリッチメントを整えることはその動物らしさを引き出すこととなります。
そのため、動物は野生に近しい行動や感覚を持つことが出来るため危険回避などをしっかりと行えるようになる可能性がございます。
しかし、こうした野生本能を呼び起こすことにより警戒心が高まり飼い主様に対して攻撃的になってしまうこともございます。
こうした環境エンリッチメントを整えるメリット・デメリットについて次にご紹介させていただきます。

 

環境エンリッチメントを整えるメリット
・運動不足になりにくい
・危険回避能力が低下しない
・そのペットに適切な生活習慣を送ることができる
・健康促進
・生き生きとした行動
・視覚・聴覚・嗅覚などが低下しにくい

 

環境エンリッチメントを整えるデメリット
・外へ脱走しようとする
・警戒心が高まり攻撃的になる
・夜行性のペットの場合人との生活時間が逆転してしまう
・警戒心が高まりから病気や怪我などを隠してしまう
・飼い主様が触ることなどがストレスになる
・喧嘩をしやすくなる

 

などとなります。
ペットにとって動物らしい行動を取った方が良い場合と、それが危険に繋がる場合がございます。
また、こうしたメリット・デメリットに配慮しまた動物らしさの尊重を重視したペット先進国であるスイスになります。
スイスの法律や動物の保護法では以下の通りとなっており

 

法律に貫かれている基本理念として、農家や肉屋、飼い主、科学者を含め誰であっても「動物を不適切に痛みや苦痛、危害、恐怖にさらす」ことは許されない。
さらに、スイスの動物保護法他のサイトへでは「動物を扱うときは、動物の尊厳、つまり生来の価値を尊重しなければならない」と定められております。

 

そのため、スイスではうさぎやインコなど社会性を持つ動物の場合には2羽(匹)以上での飼育が義務付けられており、これは環境エンリッチメントの社会的エンリッチメントに該当します。
また、猫については他の人や猫などとのコミュニケーションを取ることが出来るように、家の中で飼うのではなく外に自由に出入りできる環境を整えなければいけないとされており、こうした義務が周りに浸透しているため日本のように猫が外にいたら危ないなどと言った環境ではないという特徴がございます。
そのため、猫がのびのびと自由気ままに野生に近しい感興で暮らすことができます。
こちらは、環境エンリッチメントの中でも空間エンリッチメントや社会的エンリッチメントに該当する政策となります。
このように、ペット先進国ではその動物がその動物らしく生きるようにとその動物の生を尊重するという考えがございます。
ただし、日本ではまだこのような考えに抵抗がある場合やこのような考えを実行しにくい環境があるため、ペット先進国のスイスに倣って環境エンリッチメントをしてあげたいからと言って猫を外に出してしまうなどは避けた方が良いでしょう。
日本の場合は家の中で出来る環境エンリッチメントを執り行うことが現段階では適切でしょう。
また、普段と違う刺激を与えることでペットとより良い関係を築くことが出来る可能性もございますので、最近なんだかペットが退屈そうにしていたり窮屈そうしていたりなどなどと言った様子が見られた場合にはこのような対策を取ってみるのも良いでしょう。

 

うさぎ、小動物

 

環境エンリッチメントを意識した環境下で暮らしていたペットが亡くなった時

 

環境エンリッチメントを意識した環境下で暮らしていたペットが亡くなる前には、その野生本能から病気や怪我などを隠そうとする傾向がございます。
また、猫の場合ですと体が弱っているところを襲われないようにと、静かな場所で一匹でひっそりと過ごそうとします。
また、そうした理由から孤立できそうな場所を探しに外に飛び出してしまうリスクもございます。
そして、外に飛び出した結果事故にあって猫が亡くなってしまったり、病状が悪化したり途中で力尽きたりなどして猫が亡くなってしまう危険性もあるため注意が必要です。
こうした野生動物に近い感覚だからこそ起こりえる弊害には注意をしましょう。
特に、こうした弱っている時のペットたちは神経質になっていることもあるため、無理に処置をしようと思わず動物病院へ受診をしたり、獣医師に相談をすると良いでしょう。
野性的な感覚がある場合には弱っているところに手を出されるとストレスに感じたり、余計に具合が悪いことを隠そうとしたりなどしますので、注意が必要となります。
また、環境エンリッチメントを意識した環境下の中でも多頭飼いをしている環境ではいくつか注意すべきことがあります。
その中でも特に猫の多頭飼いをしていた場合には、亡くなってしまった猫に対して残った猫たちがペットロスを引き起こす可能性があるということです。
こちらについてはまだ詳しくは明らかになっておりませんが、猫の場合亡くなった仲間の猫がいると人と同様にペットロスを引き起こすという事例があります。
猫のペットロスの内容としては

 

・仲間猫を探すような声で夜鳴きをする
・食欲の低下
・活動的でなくなる
・飼い主様のそばを離れなくなる

 

などということがあります。
こうした症状が見られた場合にはペットロスになっている可能性があります。
このような時、特に夜鳴きをしてしまうと近所迷惑になるからとむやみやたらに怒るのではなく、夜鳴きが収まるようにそばにいてあげるようにするなど工夫をしてあげると良いでしょう。
また、その他に環境エンリッチメントを意識した環境下で暮らしていたペットが亡くなった場合には、体に傷がないかなどのチェックをしてあげましょう。
体に傷などがある場合にはそこを中心に腐敗が進んでしまいます。
そのため、亡くなってすぐにそうした個所を拭いてあげるなど消毒しなければなりません。
また、環境エンリッチメントを意識した環境下で暮らしていたペットが亡くなった場合には、お体に汚れが付着していることもあるかと思います。
そうした場合にも汚れが原因となって虫が集まってしまうこともあるため、すぐに綺麗にお体を拭いてあげましょう。
その他、爬虫類などの場合環境エンリッチメントを意識した結果爬虫類との触れ合い時間を少なくしたり、あまり覗き込むなどをしてストレスをためないよう心がけていた場合には、亡くなってしまっているのを見つけるのが遅くなってしまうこともございます
そうした場合には飼育環境が温かなところというのもあり、早めのペット火葬・葬儀をおすすめいたします。
以上が環境エンリッチメントを意識した環境下で暮らしていたペットが亡くなった場合についてとなります。

 

猫

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか?
近年ではペットをただ甘やかすだけではなく、そのペットの本来あるべき姿や生き方を尊重するような動きがペット先進国を中心に問題視されつつあります。
特に、動物愛護の観点からどのような環境で暮らすことが動物にとってより良い物となるのかについてはとても難しい内容となります。
しかし、こうした事を考えることでより飼い主様が大切にされているペットが生き生きとした生活を送ることが出来るようになるかと思います。
これからのペット高齢化社会に生きるペットたちがより元気に長生き出来るように、こうした環境エンリッチメントを検討してみてはいかがでしょうか?

 

記事担当  阿部


 

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