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仏壇
コラム

知って得するペットの供養について~自宅供養には仏壇は必須?仏壇の意味と遺骨の保管について~

 

はじめに

大切なご家族様であるペットが亡くなった際にはペット火葬などをご希望されていますか?
ペット火葬とはその名の通りペットの火葬を行うこととなります。
こちらが従来の亡くなったペットの弔い方法として大きく異なる点が、火葬を行いその後遺骨を飼い主様へ返骨することが出来るという点になります。
今までは保健所等へ亡くなったペットの遺体を連れて行き、焼却炉等で燃し、その後遺骨なども保健所等で処分されていることがほとんどでした。
また、その他にはペットのご遺体を自宅の庭に埋めるなどをして土葬で弔うことも多くあったかと思います。
しかし、現在では土葬を行うスペースが自宅にない方や焼却炉等で処分されてしまうことに抵抗がある方が増えたことから、ペットの遺骨を人と同様に残すことが出来るペット火葬という弔い方法が主流になりつつあります。
そして、こうした流れからペットの遺骨を今までは供養する必要が無かったものがこれからはペットの遺骨も人と同様に供養する必要が出て参りました。
しかし、ペットの供養方法についてはまだペット火葬同様に新しい文化であるためどのように行ったら良いのか?と困惑される方が多くいらっしゃいます。
その中でも特にご質問いただく内容が

 

ペットの遺骨を仏壇に置いて供養しても良いのか?

 

と言った内容になります。
こちらについてはペット独特の文化として遺骨をお墓や納骨堂等ではなく、自宅で供養したいと希望される方が多いところから生まれた新たな悩みとなります。
この悩みについてですが実は宗教的な考え方が薄れつつある現代では多くの方が持つ悩みとなり、また、ペットの場合には宗教的な考え方がないため正しい方法が分からない方が多くいらっしゃいます。
さらには、ペット用の仏壇や人用の仏壇ではその用途や意味が異なることを知らない方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は

 

知って得するペットの供養方法

 

自宅供養には仏壇は必須?不必要?

 

仏壇の意味とペットの遺骨の保管方法について

 

ご紹介させて頂こうかと思います。
それではまず初めに仏壇を自宅へ設置する意味や方法、そしてそれに伴う宗教的な考え方についてとペットの仏壇との違いなどについてご紹介させて頂こうかと思います。

 

仏壇

 

ペットの供養に仏壇は必ず必要であるか?

ペットの供養の方法についてご相談いただく際にまず初めに飼い主様からご相談いただく事が

 

ペットの遺骨をどこに置いたら良いか?

 

と言った内容と

 

ペットの遺骨を置くために仏壇を買った方がいいですか?

 

と言った内容になります。
こちらについてはまずペットの遺骨を安置する場所については

 

・湿気の少ない風通しの良い場所へ置くこと

・仏間の押入れなどはカビなど原因になるためNG

 

となります。
こちらについてはペットの遺骨の場合にはどこへ置かなくてはならないと言った決まりがないため、飼い主様のお気持ちに合わせてお好きな場所に遺骨を安置していただくような形となります。
ただし、湿度の高い場所などに安置してしまいますと中の遺骨にカビが生えてしまう可能性があるため、湿度の高い場所などは避けましょう。
また、地震などが来た際に骨壺が落ちて割れたりしないような場所へ安置した方が良いと共に、万が一落ちてしまった際に割れてしまった骨壺の破片や、遺骨が床に散らばってしまわぬように骨袋に骨壺は納めた状態で安置しておくと良いでしょう。
以上のことに気を付ければ良いため必ずしも仏壇を購入しなくとも問題はありません。
さらに、もっと詳しくご説明させていただきますと実は

 

仏壇に遺骨を置くことは基本的には間違えた安置方法

 

となります。
どういうことかと申しますと、仏壇はお家の中に置くことの出来る小さなお寺のような役割を果たしており、そんな小さなお寺である仏壇にはご本尊やお位牌(亡くなった故人の霊は本尊とともにあるためお位牌も)を安置するためにある基本的には神様のための物となります。
そのため、遺骨自体は霊魂ではないため本尊とは別の物として考えられるといった点から、本尊ではない遺骨を仏壇へ安置することは本来の安置方法としては間違えたものとされております。
ですので、実際には仏壇ではなく仏壇の横など仏壇内ではない場所へと本来は安置することが正しい安置方法となります。
そのため、ペットのための仏壇を用意する場合には本来ペットのお位牌を仏壇の中には安置し、遺骨自体は仏壇の横など別の場所へと安置することが本来の仏壇の使用方法となります。

しかし、現代ではこうした仏壇の使用方法や考え方が少しずつ変わってきております。
特に、ペットの仏具などをお探しいただいた際に

 

ペットの遺骨も安置することが出来る仏壇

 

などと言ったキャッチフレーズの商品をご覧になった事がある方もいらっしゃるかと思います。
では、このペットの遺骨も安置が出来る仏壇とは一体何なのか?
本来の使用方法とは違う方法になってしまうから、こうしたものは使用しない方が良いのか?
次にこの仏壇の矛盾と現代日本の宗教的な考え方の変化についてご紹介させて頂こうかと思います。

 

手元供養

 

ペットの仏壇と人の仏壇の違いと仏壇の近代化について

前章では仏壇に遺骨を安置することは本来の仏壇のあり方や遺骨の安置方法としては実は間違えているということをご紹介させていただきました。
しかし、現代では

 

遺骨を安置することが出来るスペースのある仏壇

 

と言った物が存在します。

ではこれは一体何か?

実はこうした遺骨を安置することが出来る仏壇は

 

・ミニ仏壇

・ステージ仏壇

・手元供養ステージ

 

などと言ったただの仏壇ではなく、手元供養を行うために簡易式となっていたり本尊の代わりに故人のお写真や遺骨などを安置するスペースが設けられた小さなお仏壇に似た物となります。
こちらはしっかりとした区分としてはお仏壇ではありません。
しかし、現代社会に置いて生活様式の変化や生活スペースの変化などに合わせて、ご自宅に仏壇を置きにくい場合や宗教的な観念をあまり重視されない方の場合には仏壇はその方にとってあまりご自宅に適さない物となる場合がございます。
しかしながら、亡くなった故人へ手を合わせたいと言った気持ちは宗教的な観念や生活様式が変わろうとも人の中にある気持ちとして無くならない物となります。
そこで新しく生まれた物が

 

仏壇を簡易的かつ宗教的な観念を度外視した誰にでも親しみやすい新たな仏壇

 

それがミニ仏壇やステージ仏壇などと呼ばれるステージ型であったり可愛らしい家の形などの箱型の小さな仏壇になります。
こちらは遺骨をお墓へと埋葬しないことを選び、遺骨を自宅で供養しようと言った現代社会の動きから新たに生まれた仏具となると共に、ペットの場合には特に自宅での手元供養をされる方がほとんどであるためペットの場合には一般的な人のための仏壇ではなく

 

ペット用の簡易的かつ宗教的な観念を度外視した可愛らしい仏壇

 

を使用している方が多くいらっしゃるため、ペットのための仏壇を購入される場合にはこうしたペット用の仏壇を購入された方が生活様式や生活スペースなどに影響を与える事無く、飼い主様にとっても亡くなったペットにとっても供養の場として良い形となっている場合が多くございます。
さらに、ペット用の仏具の場合には基本的に宗教的な観念を度外視している場合が多いため、遺骨を収納することが出来るスペースがある場合がほとんどであると共に、逆にご本尊や位牌を置くスペースがないと言った作りになっております。
このように、宗教的な観念がないペットに合った仏具が昨今では新しく生まれているため、こうした仏具を使用することで飼い主様にとっても分かりやすくそして自由な供養が可能となるかと思います。
また、仏壇に必要な仏具として最低限

 

・お線香

・香炉

・おりん

 

三具足だけは揃えると良いでしょう。
その他のお供え物については生前使用していたお皿などを使用したり、普通の花瓶を使用したりしても問題ありません。
特に、人の仏壇の場合も同様ですが三具足意外の仏具については特別な決まりなどはございませんので、使用する器などは飼い主様のご希望に合わせてご用意いただくような形がよろしいかと思います。

以上がペットのための仏壇や人の仏具との違い、そして近代化によって変わりつつある仏壇の事情となります。
最後に、実際にインターネット上で販売されているペット用の仏壇とその使用方法、そして、遺骨を手元供養する際のワンポイントについてご紹介いたします。

 

ペット仏具

 

ペットの遺骨供養の例

ペットの遺骨をご自宅で供養される場合には

 

湿気の少ない風通しの良い場所

 

へ、ペットの遺骨を安置するよう心がけましょう。
また、もし湿気によるカビの心配がある場合には骨壺の周りをビニールテープなどで空気が入らないようにしっかりと固定するか、もしくは

 

遺骨を粉状の粉骨にする

 

ことがワンポイントとなります。
しかし、遺骨を粉状の粉骨にすることにはまだ抵抗がある方の方が多くいらっしゃるかと思います。
ですが、遺骨を粉骨にすることで湿気などが入り込む隙間が減るためカビなどの心配がグッと低くなると共に、昨今話題となっているペット用の仏具の多くが遺骨を粉骨にした状態でお使いいただくような仏具が形式となるため、ペット火葬後にペット用の仏具を購入したはいいものの、遺骨を入れるスペースが実は粉骨にした遺骨専用であった!などという場合もあるため、事前に遺骨を粉骨にしておくことでこうしたうっかりミスを防ぐことも可能となります。
さらに、遺骨を粉骨にした場合には自宅での供養の後、ご自宅の庭や海そして山などへ散骨を行うことも出来るため将来的な遺骨の心配を減らすことも可能となります。
ですが、やはり遺骨を粉状にしてしまうのは…と言った方もいらっしゃるかと思います。
そうした場合には

 

遺骨を納めた骨壺の大きさに適した仏壇を購入すること

 

が大切なこととなります。
どういうことかと申しますと、小動物の場合には2寸~3寸ほどそして小型犬や猫の場合には4寸ほどの大きさの骨壺の大きさとなるため、ある程度小さめの仏壇でも対応可能な場合が多くございます。
しかし、中型犬~大型犬の場合には5寸~7寸の骨壺となり7寸の骨壺ですとかなり大きな骨壺となるため、うっかりサイズを確認せずに仏壇を購入してしまいますと仏壇内に骨壺が納まりきらない場合があるため、かならず骨壺の大きさと対応可能な仏壇の大きさが合っているか確認してから仏壇の購入をしましょう。
また、購入するペット用の仏壇が

 

・骨壺をそのまま仏壇の中に納めるタイプ

・粉骨を専用のケースに移し仏壇に安置するタイプ

 

どちらのタイプであるかの確認もしっかりとすると良いでしょう。
また、ステージタイプの仏壇もあるためステージタイプの場合には上側が開いておりますので、どのようなサイズであっても問題なく使用できるかと思います。
さらに、ステージタイプの良い点として台座式となっているのでそちらに仏具やお供え物、そしてお写真を乗せ、その後や横に骨壺を置くことも出来るためステージタイプの場合にはどのような場所、そしてどのような骨壺にも対応がしやすいため困った場合にはステージタイプの仏壇を購入し、飼い主様が思う通りに仏壇の上を飾ってあげるのも良いでしょう。
また、飾っても良い物・駄目な物などについてはペットの場合には宗教的な観念がないため飼い主様がお供え物してあげたいもの、飾ってあげたいものを飾ってあげるような形が適している形となるかと思います。
ですので、ご自宅の生活様式に合わせてお線香は無しにしておりんだけにしよう、おりんやお線香はなしにしてお写真とお供え物だけしてあげよう、お写真とお花だけ飾ってあげよう、など仏具についてもルールがないため飼い主様が思う通りにご用意をしていただくのが良いでしょう。
また、こうした仏具をしっかりと用意していないからと言って何か良くない状態になってしまうのでは?と言った心配もペットの場合には宗教的な観念がないため基本的にはございませんのでご安心くださいませ。

 

また、埼玉県川口市のイオン前川店の中にございます仏具店にはこのようなペット用の仏具もございます。
こちらについての詳しいご説明等については

「埼玉県川口市でペット仏具が販売されているイオンモール川口前川店の仏具店へ行って参りました」

の記事をご覧くださいませ。

 

チワワ、小型犬

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?
仏壇については昨今の遺骨供養の方法の変化から様々な新しい様式の仏壇が作られております。
こうした新しい形式の仏壇や仏具などを使用する際、従来とは違う方法に戸惑う方や改めて宗教的な観念を気にされる方は多くいらっしゃるかと思います。
ですが、ペットの場合には宗教的な観念を基本的には考えずに葬儀・火葬・供養までを行うことが一般的であるため、飼い主様が特別に信仰していらっしゃる宗教がない場合には飼い主様のお気持ちに合わせた供養をしていただくのが何よりのご供養となるかと思います。
また、こうしたペットの供養方法やペット用の仏具・仏壇に関するお悩み、ご相談などございましたら当店ライン@にてお承りが可能となっております。
さらに当店では、ペットの遺骨を海洋散骨にて永代供養させていただくプランもございます。
ペットの遺骨を永代供養したいがどこに相談したらよいか分からない場合や、永代供養を行いたいが費用をなるべく抑えたい場合、また、自然葬にてペットを自然に還す形での供養を行ってあげたい場合など当店までご連絡くださいませ。
当店は24時間365日いつでも対応可能となっております。

 

記事担当  阿部


 

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埼玉県川口市上青木西4-23-23ピュア上青木西102
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営業時間 24時間365日
ホームページURL
https://saitama-pet-memorial.com/


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