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お位牌
コラム

ペットのために戒名を付けてあげたい!お坊さんだけではなくペットの戒名は自分でも付けられる?

 

はじめに

数年から数十年単位で日々の生活を共にするペットと言う存在が亡くなってしまった際に、皆様はどのような形でご供養をしてあげたいとご希望なさいますか?
昨今ではペットの寿命も科学や医療の進歩によって急速に伸びつつあり、犬や猫であれば平均寿命は10年を超えるほどとなっており、そうした理由からペットと共に過ごす時間が年単位で増えたことによってその分だけ愛情や友情などと言った感情がさらに深くなり、さらには老後のお世話をするなどと言った行為から以前よりももっとペットと触れ合う機会や、ペットのお世話をする時間が増えたことによってペット=家族と言った認識が芽生える方が増加いたしました。
そうした影響から近年ではペットをただの愛玩動物や使役動物としてではなく、友人や兄弟そして子供などと言ったより人に近しい存在としてご自宅で共に過ごすと言った過ごし方に変わりつつあり、ペットのためのグッズやサービスなども年々増えております。
その中でも、ペットと共に過ごす日常生活だけではなくペットが亡くなった際にも以前のように処分や処理的な考え方ではなく、供養と言った形でペットの尊厳を最後まで守ってあげたいとご希望なさる方も増えて参りました。
そこで現在注目されていることが

 

ペットの供養

 

についてとなります。
ペットの供養を行うにあたり、以前は土葬が主流でしたが現在ではペットのご遺体を埋める土地が無い場合や、埋めたご遺体から発生する可能性のある異臭や虫・菌の発生による近隣住民の方への配慮などから土葬ではなく人と同様に「火葬」という形でまずは供養を行うことが現在では主流となっております。

そして、火葬を行えばもちろん遺骨が残ります。
その遺骨をその後どのようにするか?については飼い主様によって様々異なります。
例えば、多くの方が行っていらっしゃるご自宅へ遺骨を安置し供養する手元供養や、人と同様に納骨堂やお墓などへ納骨する供養方法、もしくは、お寺やペット火葬社・霊園での遺骨の合同供養など様々な供養方法がペットの場合にはお選びいただけます。
そして、中でもお墓やお寺などに個別もしくは合同で遺骨の供養を行った際に、遺骨自体は自宅以外で安置をしていただいているが自宅でも亡くなったペットのために手を合わせたいとご希望になさる方もいらっしゃいます。
そうした際に人と同様にご自宅へ「お位牌」を安置し自宅ではお位牌に手を合わせようと言った形でご希望になる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、ペットの場合「お位牌」を使用される方が宗教的な考え方を必要としないペットの場合にはとても少なく、そのため、ペット葬儀の際にもこのお位牌をペット火葬社の方でご用意していることはほとんどありません。
ですので後からペットのために飼い主様ご自身でお位牌をご用意いただく形になります。
しかし、飼い主様ご自身でお位牌をご用意したい場合に躓くであろうことが

 

お位牌に刻むペットの戒名

 

についてになります。
勿論、お寺や霊園などで戒名をいただくことも可能となりますが場合によって凄く遠い地域にしか対応出来るお寺や霊園などがない場合もございます。
そんな時、飼い主様ご自身でペットの戒名を付けることが出来たら良いとは思いませんか?
そこで今回は

 

知って得するペットの供養方法

 

ペットのお位牌に刻むペットの戒名についての豆知識

 

をご紹介させていただきます。
それでは、まず初めにペットの戒名についてご説明する前に戒名とはそもそも何か?についてご紹介させていただきます。

 

供養

 

戒名を付ける意味

皆様はなぜ亡くなった方に「戒名」と呼ばれる新しいお名前を付けるのかご存知でしょうか?
元々、戒名とは何も亡くなった場合につけるお名前ではなく、まだ生きていらっしゃる間に俗名を捨て出家をし仏門に入りその際に授けられる名前が「戒名」と呼ばれる物の元となります。
ですが、生前に出家が出来なかった方や戒名を受けそこなった方であっても、亡くなった際に戒名を頂くことで仏門に亡くなった後でも入ることが出来るように、葬儀の際に戒名を頂戴するという文化がだんだんと作られていきました。
そして、現代では特に生前から仏門に入る方が少ないため、戒名を亡くなった際に付けるお名前と言った認識が強く、そうされる方も多い傾向にございます。
そして、この戒名を授かる事によって初めて仏門に入る事が出来ます。
つまり、戒名を授かり仏門に入ることで

 

仏様によって定められた戒律を守り、仏弟子になるという意志を示す証

 

となり、ここで初めて仏様の弟子になり修行を積むことが出来るようになります。
そのためこの戒名を授からなければそもそも仏様の弟子となることが出来ないため、仏様のいらっしゃる極楽浄土へ行くことも出来ないと言った考えから、亡くなった故人がしっかりと仏様になり極楽浄土へ行けるようにとこの戒名を付ける習慣が出来たとされております。
ただし、この戒名については信仰していらっしゃる宗教によって多少内容や記載される文字が異なるため注意が必要となりますが、大抵の場合には故人が無事に仏様のいらっしゃるあの世へと旅立てるようにと言った意味がございます。
そして、人の場合にもっとも注意が必要となるのが

 

戒名を授かっていないとお寺や霊園などが利用できない場合がある

 

と言ったことです。
人の場合には宗教的な考え方を大切にしていらっしゃるお寺や霊園などがまだ数多く存在するため、戒名を持たない場合などにはそのお寺や霊園などが信仰していらっしゃる宗教に反する存在としてお墓への納骨などを拒否されてしまうケースがございます。
そのため、日本人の場合には大抵ご葬儀の際には戒名を僧侶にご用意いただき、既にお位牌には戒名が刻まれた状態となっている場合がほとんどとなります。
そして、この戒名を後はご家族様が故人の供養の際にお世話になるお寺や霊園などへお願いする際に記載をすればよいと言った状態となっております。
この戒名を付けるに辺り、仏様から見てどのランクに属するかによって名前の付け方が異なり、位の高い名前を授かれば授かるほど費用などが高くなる傾向にございますが、その分、仏様に優遇されると言った考え方もあるようです。
このように、人の場合にはまだ自然葬など無宗教での供養が浸透しきっておらず、まだお寺や霊園などに遺骨の供養をお願いするケースがほとんどとなるため、必ず戒名を付けた方が供養を行う際に便利だと言った傾向がまだ強いと言った理由から戒名を付けると言った文化がまだ根強く残っております。

 

しかし、ペットの場合にはどうでしょうか?
続きまして、ペットと戒名の関係について詳しくご説明させていただきます。

 

供養

 

ペットの戒名について

ペットと戒名の関係を説明する前に、まず初めにペットには宗教的な考え方が必要かどうかについてご説明いたします。
日本で信仰されている宗教のうち仏教では人ではないペットなどの動物は畜生と言った扱いとなります。
そのため、人ではない畜生の場合にはランクが下であるため、そのままでは仏様の弟子となることが出来ず、直接極楽浄土へ行くことが出来ないと言った考え方を持つ宗派がございます。
ですので、畜生であるペットが極楽浄土へ行くためには畜生として徳を積み、次に人へと生まれ変わりそこで初めて極楽浄土へ行く権利を得られると言った考え方がございます。
こうした六道輪廻の考え方を持つ仏教の場合にはペットが直接仏様の弟子となることが難しく、そのため、ペットの極楽浄土を願う際には少し宗教的な考え方が合わない傾向がございます。
しかし、日本の場合にはこの仏教式のご葬儀を行う方が多い傾向にあるため、ペットの葬儀の場合にも基本的にはこの仏教式のご葬儀形態をとる場合が多くございます。
ですが、実際問題ペットの場合には仏教上では畜生と言った扱いとなるため、仏教式のご葬儀を行っても極楽浄土へ行くと言った部分には当てはまりません。
ですので本当のところは

 

ペットの葬儀や供養には宗教を当てはめなくても良い

 

と言った部分が強くございます。
だからと言って、新しいペットのための宗教などは存在しないため、日本人に馴染み深くそして最も葬儀らしいと感じることが出来る仏教式のご葬儀をあえて執り行うことで飼い主様がしっかりと愛するペットの供養が出来たと思うことが出来るように、ペット火葬の場合には仏教式のご葬儀を行う傾向がございます。
しかしながら、飼い主様達が口々におっしゃることは

 

愛するペットが天国へ行けるように
愛するペットが虹の橋を渡ることが出来るように

 

と言ったお言葉です。
こちらは明らかに仏教とは異なる考え方となります。
そのため、飼い主様にとっても実は宗教的な考え方はペットがあの世へと旅立つ際に不要である事がほとんどとなります。
ですが、中にはペットが次の世では人へと生まれ変わり極楽浄土へ行くことが出来るようにと仏教式のご葬儀を行いたいと、宗教的な考え方を大切にされる方がいらっしゃいます。
また、しっかりと宗教的な考え方をしていなくとも極楽浄土へ行ってほしいと言った願いから戒名を付けたいと言った方もいらっしゃいます。
そうした際には宗教的な考え方よりも飼い主様のお気持ちを第一に、飼い主様にとって愛するペットのためにしてあげたい通りにご供養をしてあげると良いでしょう。
しかし、こうした事情から実はペットのための戒名を付けることはあまり一般的ではありません。
そのため、ペットのために戒名を付けたくとも方法が分からない方もいらっしゃるかと思います。
そこで最後にペットが極楽浄土へ行くために戒名を付けて上げたい場合、どのように戒名を付けたら良いか?についてご紹介させて頂こうかと思います。

 

犬、シーズー

 

ペットのための戒名の付け方

まず初めにペットのために戒名を付けたい場合には2つの方法がございます。

 

1,お寺や霊園などでペットの戒名を付けていただく

2,飼い主様が自分でペットの戒名を付ける

 

以上の二つの方法が取れることがペットの場合には特徴となります。
そして、1の場合にはお寺や霊園などに依頼をすることとなりますがペットの場合には戒名を付ける事がほとんどないため、戒名を付けていただけるお寺や霊園なども少ないため注意が必要となります。
また、郵送やリモートなどで戒名を付けて頂くことが可能であるのか、それとも直接お伺いしなくてはいけないのかしっかりと事前に確認をした上で戒名を付けて頂くことが出来る場所を検討すると良いでしょう。
中には僧侶が常時ペットの葬儀に携わることが出来るペット火葬社もあるため、そうした場所へ依頼することで初めからスムーズに戒名を付けて頂くことが出来る可能性もありますので、こうした部分も考慮した上でペット火葬を行う場所を決めるのも良いでしょう。

そして2の飼い主様が自分で愛するペットのために戒名を付けることについては、人の場合も同様に悪いことではありません。
ですので、ご自身で戒名を付けたからと言った何かペットに悪いことが起こると言ったこともないためご安心くださいませ。
また、戒名の付け方については人の場合には

 

戒名の付け方

・院号…お寺への貢献度によって頂くことが出来る号

・道号…故人にちなんだ一言。例:性格、趣味、仕事など

・戒名…2~3文字で故人と故人の尊敬する方、もしくは仏様や経典から一字ずつ取る

・位号…戒名の位

 

と言った形式で戒名を付けることがほとんどとなります。
ですので、この形式に則り文字を選び戒名を付けることも可能となります。
また、ペットの場合にはお寺への貢献度や戒名の位を付けにくいと言った特徴から

 

戒名自体を付けることが難しい

 

場合もあり、そのためペットの場合には上記のような形式を取らずに

 

愛犬○○居士(大姉)

 

もしくは

 

愛犬○○号

 

などと言った形式で記載される方もいらっしゃいます。
また、お位牌は欲しいが戒名を付けるのはちょっと難しい…と言った場合には

 

愛犬○○之霊位

 

などと言った形式で記載することで、戒名が無くとも良い状態となりますので合わせて覚えておくと良いでしょう。
このように、ペットの場合でもしっかりと戒名を付けること自体は可能となっておりますので、お気持ちに合わせて戒名をご用意していただき愛するペットのためだけの戒名とお位牌でペットの供養をなさってみるのもよろしいかと思います。

 

犬、シーズー

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?
戒名についてはあまり深くお考えになったことがない方も多かったのではないでしょうか?
人の供養では必ずと言っていいほど必須となる戒名ですが、ペットの場合には宗教的な考え方からそうした人には必ずと言っていいほど必要であっても、ペットにとってはどちらでも良いと言った物が多くございます。
このように、ペットの場合にはどちらでも良いと言った供養方法が多く存在するため、飼い主様のお気持ちに合わせて飼い主様が最善だと思う供養方法を行って頂くことが何よりのご供養となるかと思います。
そんなペットのご供養に関するお悩み相談についてはライン@からお承り可能となっております。
また、生前からのペット火葬・ペット葬儀などに関するお問い合わせや、実際に出張ペット火葬を行いたい方につきましてはお電話にて直接お問い合わせくださいませ。
24時間365日いちでも対応可能となっております。

 

記事担当  阿部


 

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